映画ブログばかりですが…
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第85回アカデミー賞で作品賞を含む12部門でノミネートされ、主演男優賞と美術賞を受賞した映画『リンカーン』
こちら海外バージョン
奴隷解放を訴え南北戦争を戦ったアメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの苦悩と偉業を描いた作品
原作はルーズベルト大統領夫妻の評伝でピューリッツァー賞を受賞した女性歴史学者ドリス・カーンズ・グッドウィンが10年の歳月をかけて書き上げた作品
製作・監督は世界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ
美術は『ジュラシック・パーク』『宇宙戦争』『アバター』など数多くのヒット作を手掛け、『アバター』に続き本作『リンカーン』で2回目となるアカデミー賞美術賞を受賞したリック・カーター
主人公リンカーンには1989年の『マイ・レフトフット』、2007年の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で2度のアカデミー賞主演男優賞受賞、そして本作『リンカーン』で史上初となる3度目のアカデミー賞主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイス
ある時期、俳優業を休業して靴屋さんになるためにイタリアで本気で修行していたそうで
そんなダニエルをマーティン・スコセッシ監督が説得して2002年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』で俳優復帰させたらしい
ダニエル 何気に靴屋さんとか似合いそうなんだけど
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リンカーンの良き理解者である奥さんメアリーには『ノーマ・レイ』『プレイス・イン・ザ・ハート 』『フォレスト・ガンプ/一期一会』などの出演作があり、俳優以外にもプロデューサー・映画監督でもあるサリー・フィールド
他にジョセフ・ゴードン=レヴィット、トミー・リー・ジョーンズなどが共演
南北戦争が長期化し多くの命が失われる中、リンカーン大統領は永久的な奴隷制度廃止を保障するための手段として、幾度となく議会で否決されてきた憲法第13条の修正に再び挑むことを決意する
リンカーン大統領がフォード劇場での観劇中に凶弾に倒れ暗殺されるまでの4ヶ月間が描かれた本作
当初はリンカーン大統領の生誕200年記念に合わせて製作される予定だったはずが、スピルバーグ監督のスケジュールが合わずに10年越しの作品となるのです
おすすめ度★☆
(上映時間は150分と少し長めで寝ている観客もチラホラ… 物語の進行がシンプルなのと、その時代らしく照明も薄暗いシーンが多かったりと、お疲れの時は見るのはおすすめしかねます
主演男優賞のダニエルやサリー・フィールドの演技もさることながら、美術賞を受賞したリック・カーターのスクリーンに映る細部までこだわったであろうプロフェッショナルな世界を存分に堪能してもらいたいものです)
4/19(金)から公開中