連チャンで映画ブログになります
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ちょっと前に見た映画『ゼロ・ダーク・サーティ』
こちら海外バージョン
第85回アカデミー賞の作品賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞・音響効果賞の5部門でノミネート
第70回ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ドラマ部門)を受賞
9.11アメリカ同時多発テロの首謀者オサマ・ビン・ラディン
2011年5月2日に行われた捕獲と暗殺ミッションの真実を描き出したスリリングな映画
因みにタイトル『ゼロ・ダーク・サーティ』は軍事用語で午前0時30分のこと
製作・監督はイラクでの爆発物処理班の任務を描いた前作『ハート・ロッカー』で元旦那さんジェームズ・キャメロンの『アバター』と賞レースを争い、第82回アカデミー賞で作品賞・監督賞・オリジナル脚本賞・編集賞・音響編集賞・音響調整賞の6部門を制し、史上初の女性アカデミー監督賞受賞者なキャスリン・ビグロー
脚本は前作『ハート・ロッカー』に引き続きマーク・ボール
主演はテレビドラマ『ER緊急救命室』『女検察官アナベス・チェイス』、映画では2011年の『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン
CIAはアメリカ同時多発テロの首謀者ビン・ラディンの行方を追うが、数年の時が過ぎても居場所は分からずにいた
主人公のCIA分析官マヤはパキスタンの追跡チームに参加して、捕虜への拷問を繰り返しながらある連絡係の存在に目をつけ隠れ家を突き止める
2001年9月11日から11年たった今、明かされる事件の真実とは
本作は内容などデリケートな作品で撮影はインドで行われたけど、インドをパキスタンとして描いたことに対して右派系ヒンドゥー教徒からかなりの抗議があったり
アカデミー賞では政治的な問題もあってか主要部門での受賞は1つもなく
ある意味でアメリカのタブーを描いた作品だから、アメリカ大統領選挙の日が近かったこともあり、公開日をいつにするかでかなり見えない力があって二転三転したそうです
本作は【実話を基に】と言う表現ではなく【証言を基に】と言う表現がされていて、この辺りも微妙なニュアンスが伝わる作品なのです
おすすめ度★★
(トム・クルーズやマット・デイモンの映画みたいな派手なアクションやカーチェイス、銃撃戦などを期待しては見ないで下さい 全編を通して派手で過剰な演出はなく、主人公マヤが地味に淡々とビン・ラディンを追いつめて行く 実際にビン・ラディンが暗殺されてから1年ほどで、こんな映画を作るとは驚きです 各所の証言を集めて脚本を書いてキャストを決めて撮影して編集して… 短期間でそんなこと可能なんでしょうか? もしかしてビン・ラディンが暗殺される以前から平行して『ゼロ・ダーク・サーティ』は大人の事情で作られていたとか? この映画上映もミッションの1つだとしたら…)
2/15(金)から公開中