4/13(土)から公開中の映画『ガレキとラジオ』

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こちら海外バージョン

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一昨年の3/11に起こった東日本大震災の後、宮城県南三陸町の町民が設立した災害ラジオ局『FMみなさん』の活動と南三陸町の1年間を追ったドキュメンタリー映画


監督は塚原一成と梅村太郎の2人

構成作家の塚原一成はテレビ番組『SASUKE』『ソロモン流』『王様のブランチ』などを手掛ける制作会社の人

梅村太郎は博報堂のCMクリエイティブディレクター

ナレーターは役所広司

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キャストは南三陸町に暮らす皆さん

主題歌は宮城県仙台市在住のMONKEY MAJIKの『トビラ』♪

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2011年の5月17日、東日本大震災から約2か月が過ぎた頃、津波で防災無線が流されて機能していなかったた南三陸町で、町民が町民のために防災避難情報を伝えるラジオ局『FMみなさん』を開局

経験者ゼロで始まった『FMみなさん』に集まった男女9人は、春に高校を卒業したばかりの女の子・ダンプの運転手・会社員・新聞記者・劇団員・自動車修理工・塾講師など年齢も震災前の職業も様々で、時給850円の月収約12万円で南三陸町の臨時職員として働くことに

場所は津波を逃れた高台の体育館、限られた機材を使いトイレ前の廊下で始まったラジオ局

カメラは様々なトラブルを乗り越えてみんなを元気にしたいと活動する様子を映し出しています

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本作は映画を通した被災地支援を目的に、監督の梅村太郎が震災が起きてすぐに現地に行き、企画書を作り、出資者を募って制作され、映画の収益は被災地への継続した支援について理解を深めてもらうための活動や、被災した地域の復興に役立てるための寄付などに利用されるそうです

上映館は残念ながら現在少なく、首都圏では渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷と横浜関内の横浜ニューテアトルの2館のみの上映

そのため地域の映画館やNPOの協力を募った全国上映キャラバンも同時に行っているので詳しくはHPなどで確認して下さい

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おすすめ度★★
(東日本大震災に関わる映画は震災後に数多く作られて、いくつか機会がある度に見てきました 月収約12万円でギリギリの生活でも、故郷を離れずに南三陸町に残って仕事が出来ることを選択した9人 本作が他の作品と異なるのは、様々な環境で生活していても力強く楽しく元気に南三陸町の人々が生きている そんなあるがままの姿がそこにはありました)

4/13(土)から公開中