《前回からの続き》



全身に更なる寒気を感じて


鞄から上着やら何やらを引っ張り出して



体に被りました雪あせるあせる



彼女
『そんなに寒い!?



ムサシ
『とにかく寒いダウン



彼女
『じゃあ、見間違いと違うんちゃう?』



ムサシ
『そうかもしょぼん




………




後から彼女から聞いた話ですが



その後、数分間意識を失っていたようです



眠るといった感じではなく



糸が切れた操り人形のように



急にカクっと落ちたそうです



そして、気がついた僕は


ムサシ
『…結界はってた』



と口にしました



すると、さっきまでの寒気が嘘のようになくなり


体も気持ちもとても清々しいものになったのです


彼女
『大丈夫!?結界って何ガーン



ムサシ
『いや、俺寝てたん?』


彼女
『急に意識がとんだ感じやったで』



ムサシ
『誰かに結界のはりかたを教わってて』

『この円の中にいれば大丈夫やからって』



彼女
『……』



ムサシ
『誰やろ!?



彼女
『知らんわシラー汗



意識がないときの記憶はハッキリとしてないんですが



暗闇の中で



誰かの指示通りに紋様のようなものを書いていました



体を囲むように円が2重なのは覚えているんですが



その円の間に文字的な何かが少しあったような



以来



何か不可思議な出来事に遭遇しそうな時は



心にその円を描いています



自身の体を囲むように、縦と横に



……



もうすぐで危ない人の仲間入りをしてしまいそな今日この頃お茶



誰か相談に乗って下さいガーン