こんにちは。
12月1日より新規開校!!
駒川中野学習会の石井です。

https://komagawanakano-studyclub.amebaownd.com/

本日は、私が尊敬する指導者のひとり、陰山先生の著書の感想をブログにしてみます。




陰山先生といえば、小学生の指導で有名ですが、中学・高校生にももちろん効果的なので、お時間がある方は、このブログを読むとともに、良かったら著書をご購入してみてください。

新規開校の駒川中野学習会では、陰山先生の指導法をベースに、私独自の経験を加えて指導しているので、なぜ私が基礎にこだわるか?などの理由がご理解いただきやすいと思います。


○著者紹介

陰山先生といえば、100マス計算で一躍有名になったお方です。現在は本屋さんに行けば、「陰山式・陰山メソッド」の名のもとに、小学生向けの各科目の問題集が並んでいるので、皆さんもご存じかもしれません。

私が陰山先生を尊敬している理由は、①基礎を大事にされていること②成績を上げるために、ありとあらゆる方法を実験し、検証し、改善し、というサイクルを繰り返しているところです。

教育関連の本は、精神論やメンタル面の話が多く、「具体的な指導法」が少ないのですが、陰山先生の著書には、「何を具体的にするべきか」が、記載されているので、とても参考になります。

「ぜったい」という表現は、塾業界では、あまり使いたくない言葉なのですが、それでも「ぜったい」という言葉に自信を持たれるほど、努力と行動をされてるお方なんだろうな。と、思います。

※ちなみに私の塾は、「ぜったい」じゃないので、そこだけ今はご容赦ください・・・。(笑)言い切れるようになるまで、これから努力します。



○著書概要

教育系の本でみなさんお知りになりたいのは、どうしたら成績が上がるの?と、言う点なので、先にお伝えいたしますね。

①勉強時間を長くしない。

②できないことをできるようにするよりも、できてることをよりできるようにする。

③難しい問題をじっくりやるより、まずは簡単なことを高速でやる。


です。




これは、わりと広く言われてることですし、成績アップの近道としては、「やりやすい」のですが、なぜか浸透しないんですよね。

難しいことを我慢してこそ、結果が出る。と、思われてるケースが多いです。。。


陰山先生のオリジナルの解説は本で読んでもらうとして、陰山先生の本から私の実体験・感想を3つにわけて書いてみますね。



1.勉強時間を長くしない

 

 


私が陰山先生に興味を持ったのは、このツイートでした。

当時は、とある個別指導塾で教室長をしていたものの、生徒成績は全然伸びなくて、困り果てていました。

そのころの私はまだ未熟で、「勉強時間を増やすことが成績アップにつながる」と考えていたので、生徒には毎日のように塾に通塾させ、講習の時期には朝から晩まで授業を受けさせていました。


するとどうなるか。と、いうと、生徒は「集中しないでだらだらやる。その場だけしのぐ。」と、いう思考法が身についてしまったんですね。


これは、私の失敗でした。

中学生くらいで勉強が苦手な生徒は、だいたいこの思考法になっています。

「何かを覚える」より「その時間内を我慢する」みたいな。



成績アップは、「勉強時間×勉強の質」で変わってくるのですが、勉強の質への意識と改善の手法がわかっていなかったのです。

 


これ、会社でも同じですよね。

一生懸命働いて自分の仕事終わらせても、サボってる人の分の仕事を回されるし、給与も変わらなければ、そこそこのエネルギーでやってるほうが良いよね。と、いう職場は多いと思います。。。

「生産性」とか「効率化」って言われますが、子供のうちから身に着けることが大事ですよね。



2.応用よりもまずは基礎を高速で正確にやる



前回の坪田先生の著書に似たような話がありましたが、「基礎」をやることが成功の近道です。

そもそも、応用問題は、「基礎」の延長にあるので、応用問題だけ解けるなんてことはありません。

また、人間は意外に弱い生き物なので、毎回問題を解いて「できない」と感じるとやりたくなくなるんですよね。

どれだけ簡単な問題でも「できる」と嬉しいし、「できる」が目で見えると、楽しくなります。

そして「できる」が増えてくると、自分に自信を持ち、発言が増えるし、色々な面でも活動的・積極的になります。

イライラしたり、情緒不安定になるケースが減るケースなんかも見受けられます。


100マス計算は、「できる」が視覚化されて成長を実感できる上に、必要な「基礎」の取りこぼしが無くなる具体的な勉強法だと思います。

また、勉強というのは、「何かに集中する練習」だと思っているので、100マス計算や漢字の書き取りのような単純反復作業はとてもやりやすいと思います。

本来は、そろばんでもいいですし、もしくは、ダンス・工作・読書など自分の好きなものならなんでもいいと思うのですが、「集中」の練習をするなら100マス計算は最適だし、一生の財産になる力が身につくと思います。

基本的な計算ができる子であれば、塾に通う必要はないと思うので、ぜひ自宅で100マス計算を徹底してやってみてください。


3.睡眠は大事

 

 

 



成績が悪い子に共通してるのは、授業中に「眠い」を連呼する子なんですよね。

データでも示されてますが、私の経験でも似たような感じだと思います。

眠いということは、学校などの集団授業はもはや聞けていないですし、個別指導でも、集中力がないから、単純な計算ミスや、問題の読み間違いが多いです。

もはや、塾に来て勉強するよりも、その分を家で睡眠にあてて、学校での授業をしっかり聞いたほうが成績が伸びるのでは?と、思うこともあります。

ただし、中学生くらいになると、すでに万全の調子でも、授業を聞いても理解できない→だったら授業を聞いても意味が無い→だったら、夜遅くまで好きなことして(勉強以外の自分の居場所を見つけて)授業は聞かなくてもいいや。みたいな悪循環に入ってしまうんですよね。

良くないことではないですが、彼らの気持ちもわかります。

 

辛いですよね。わからないことを一日中強要されるのって。

駒川中野学習会では、本来あるべきサイクルから外れてしまった子を、なんとかフォローしたいと考えて、塾を立ち上げました。
 

できる子の面倒ももちろん見ますが、どちらかというと勉強が苦手な子をしっかりとフォローする。苦手にならないように予防する。ところをメインにやりたいと考えています。


そのためには、まずは小学生はもちろん、中学生も、高校生も睡眠をしっかりとって、集中して学校の授業を聞いてくれると嬉しいな。と、思います。



もっと書きたいことはありますが、今回は以上です。


「小学生こそ、学んでほしい」

と、いう言葉の通り、小学生は、中学生・高校生になって困らないような勉強習慣・知識を身に着けるように運営します。中学生・高校生は、学校の授業が少しでもわかるように個別でフォローいたします。共感いただけた方は、駒川中野学習会までお問い合わせください。

最後は、例のごとく宣伝でした。(笑)

皆様のお力になれる日をお待ちしています。


代表:石井一宏
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