新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてから1年が経過し、コロナ禍での生活が日常になってきましたが如何お過ごしでしょうか。

令和3年度が始まり進学や進級の時期を迎えました。誰しも新しい学校や学年に不安を感じますが、特に不登校の子どもたちにとって環境に馴染めるかどうかとても緊張する時期でもありますね。

 4月10日は第80回親のホッとひろば「おしゃべり会」を開催しました。今年度初めての「おしゃべり会」でしかも「まん延防止等重点措置」の適用中でしたが、尾上さんも久しぶりに来てくださり、9人もの方が参加してくださいました。

 いつものようにお一人ずつお子さんの今の様子についてお話していただきました。学校が始まるまでは相当不安な気持ちを抱え、その気持ちをお母さんにぶつけたりしていても、通い始めたフリースクールで「居場所が見つかった。」と言った中学生もいたようでした。新学期に向けて不安に押しつぶされそうになりながらも、新しい環境で一歩を踏み出し、それぞれ前進している様子を聴いて胸を打たれました。今回が2回目のお母さんも、尾上さんのお話を聴いて学校とのつながりの大切さを感じられたようでした。

 

尾上さんのお話で心に残っていること:

・できたことをほめてあげる。

・親が環境を整えたり、選択肢を提示しても、決定するのは子ども自身。

・学校へ行っていなくても副教材等は全部もらっておく。できそうであれば親もいっしょに作ってみる。

・家のことや子どものことも大事だがお母さん自身のことも大事。

・子どもがヒットしたことは、親もワクワクして動いてやる。夢があることが大事。

・親もかかわり方を変えていく。

・親が生きていて大丈夫感を持っていることが大切。

 

次回のおしゃべり会は、ゴールデンウイーク明けの5月8日です。皆さんのご参加をお待ちしています。