1214日は第68回親のホッとひろば「おしゃべり会」を開催しました。当事者2人、初めての方2人を含む13人と多くの方が出席してくださいました。新しい方が少しずつ増えてきてうれしく思います。

 

いつも通りおひとりずつお子さんの今の様子をお話していただきました。初めて参加されたお母さんは、お子さんの不登校は親の過度の期待によるもので、自分の育て方が悪かったとおっしゃっていました。もう限界がきたとも。不登校になった時、ほとんどのお母さんが思うことですね。もうひとりの初参加のお母さんもとても辛そうでした。思い切って「おしゃべり会」に参加してくださって、少しは気持ちが楽になったのではないでしょうか。帰り際には、心なしか表情が明るくなっているように見受けられました。

 

他に、目標があれば人との関わり方がうまくできるようになった。否定されることなく話を聴いてもらえるのが心地よいらしく大学院生のカウンセリングに通うようになり、アルバイトを始めた。必ずしも親の思っているようにではないが、子どもは少しずつ変わっている。お話を聴いていて、お子さんの変化をきちんと感じていらっしゃるところがさすがにお母さんだなと感じました。 

 

今日は参加者の人数が多かったので、最後に20分程度2つのグループに分かれて話し合いをしました。全体で話すよりも親密に話をすることができたのではないかと思います。

 

尾上さんからもお話がありましたように、今年10月に文科省より、不登校支援は、学校復帰よりも社会的自立が目標であるという内容の通知がありました。これからも不登校の子どもたちのことを理解して、適切な支援がなされる環境が広がっていってほしいですね。

 

来年1月の「おしゃべり会」は1月11日です。保護者の方の気持ちが少しでも楽になれるような場であり続けたいと思っています。多くの方のご参加をお待ちしています。