今年も早や師走ですね。気忙しくなって、何もしていないのに気持ちばっかり焦っています。
 
さて、1130日の“第4回 親と子のふれあい講演会”では、阿倍野市民学習センターにカウンセラーの山本三郎先生をお迎えして“不登校児への援助のあり方”というテーマで、いくつかの事例をあげながらお話をしていただきました。
あっという間の2時間でしたが印象に残っていることがらをいくつか取り上げてみたいと思います。
 
Ø  不登校とは
「学校へ行こうとすると、心身に何らかの症状が出るなどして、学校へ行けない状態」(高垣忠一郎)
 
Ø  不登校になった場合、初期段階での対応がなにより大事。また、長期化した場合はカウンセリングをうけたり、基礎学力の低下を最低限にとどめる。そっとしておくのはよくない、ある程度の刺激は与え続ける。
 
Ø  原因さがしは意味がない。説教は追い打ちをかけるだけ。
 
Ø  不登校になる生徒・児童の特徴 真面目、感受性が強い、過敏に反応する、几帳面、完璧主義 etc.
   長所は短所でもあり、逆に短所は長所でもある。
 
Ø  不登校は百人いれば百通りの対応の仕方がある。いずれも熱意と誠意をもって対応することが大切。
 
Ø  認知行動療法により思考のクセを修正する。
 
Ø  不登校だった生徒が久しぶりに登校する際、クラス全員で暖かく迎え、登校しやすい雰囲気を作る。
 
Ø  楽しく、授業がわかり、不登校やいじめのない学校教育を目指して。
 
不登校のお子さんのいらっしゃるご家庭の方、学校の先生、支援をされている方など、お陰さまで28名もの方に出席していただき、皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
                                                                                                                                              
山本先生、豊かなカウンセリング経験にもとづいた、内容が濃くわかり易いお話をしていただきまして有難うございました。きっと皆さんの心にひびくものがあったのではないかと確信いたしております。
 
また、129日(月)の「第10回親の会」は山本先生をお招きして開催いたします。講演会に出席された方もそうでない方もお気軽にお越しください。お待ちいたしております。
      時間:129日(月)午前10時~12イメージ 1
      場所:桃ヶ池市民活動センター2