先祖探しの旅 番外編
先祖を巡る旅を続けて200年前の先祖にたどり着いたが、家系図の面白さは先祖の名前がわかるだけではない。
戸籍や除籍に書かれている内容を読み込んでいくと、その当時の動きも見えてくる。
例えば北村家の先祖は明治時代に東京戸山学校に入学と書いてあった。
なぜ、学校入学を戸籍に書くだろう?と不思議に思ったが、東京戸山学校とは陸軍軍事学校であることが分かった。
つまりは軍隊の学校に入学したと記載されているわけで、「明治19年式の戸籍」にもさらに前の戸籍「明治5年戸籍」通称壬申戸籍(じんしんこせき)の名残が出てるのではないかと考えた。
近藤家の先祖は赤紙が来て戦争に行ったと聞いたことがあるが、もしかすると北村家は収集令状前に自ら志願していたのかもしれない。
また、北村家の先祖で明治の終わりごろに「埼玉県」の住所が記載されていて、私は最初、北村家は埼玉県か!?と思ったが、よくよく読み込んでいくとそうではなかった。
両親が高齢になり埼玉県に移住している子供が親の面倒を見るために埼玉県に移したのだ。
なるほど、と思うがその当時北海道から埼玉県に引っ越しをする事がどれ程大変だったかと思うと、相当な覚悟だったのではないかと考えられた。
しかしながら、戸籍を辿り先祖を探し、文章を読み込んでいくよりも、その何よりも複雑なのが近い時代の私の家系図である。
複雑過ぎて注意書きが必要なのではないか?と思うほどだ。
100年後の私の子孫がこれを見て「おいおい、なんじゃこの時代は?」と首をかしげる姿が目に浮かぶ。
一応説明しておくが、横二重線が婚姻関係で縦二重線が養子縁組である。
詳しく広げていくともっと複雑になるが、今のご時世も含めて個人情報はここまでであろう。
チャンチャン♪