岐阜に来て | たっくのブログ

岐阜に来て

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今年の初めに岐阜に来て、もうすぐ7ヶ月になります。

当初はバタバタとドタバタとありましたが、私達は岐阜の魅力に惹きつけられた結果、焼き鳥屋さんを始める決心をしました。

 

 

そもそも、お店を始めるために岐阜に来たわけではないので、開店資金などは殆ど無し。

低料金で始めるには、露店だろうと考え、テントでの営業を始めたのです。

ただ、テント販売といっても道具を揃えれれば良し、という訳ではありません。

露店許可書を取れば良しという訳でもありません。

 

 

焼き鳥を販売する場所が必要なのです。

これは、大変でした。

今でも大変です。

私達の住んでいる場所は岐阜の中でも田舎です。

建物の建っていない土地は山ほどあります。

空き地だらけです。

だけれども、なかなか、焼ける場所はありませんでした。

そこで、出会ったのが「道の駅むげ川」の社長さんです。

「やってみーりゃ。」と一言、私達を受け入れてくれました。

 

 

この道の駅で焼けることが決まったお陰で、私達は色々な人たちに「ここで焼きます。」と伝えることが出来ました。

焼き鳥チカプの誕生です。

 

 

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そして、私達が岐阜に来ることを最も喜んでくれた方々がいます。

それは、「山川草木料理 須多」さんご夫妻です。

 

 

岐阜に来る以前からお知り合いでした。

お知り合いといっても私達が何度か、本当に数回ですが、食事をさせていただいたのです。

私にとって宝物のようなお店です。

夫婦共々憧れる存在であり、本当に出会えてよかったと思える方なのです。

 

 

以前のブログです

  ↓

山川草木料理 須多

 

もう一つあります。

  ↓

鮎を食す日

 

私達が焼き鳥やさんを始めたことにも大変喜んでくれて、何度も買いに来てくれました。

それから、なんと、須田さんのお店で焼かせて頂きました。

 

 

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この日は「焼き鳥懐石」と名付けて出張フルコースです。

緊張しました〜。

が、とても幸せでした。

この場所で、この方々に食べて頂けるなんて。

焼き鳥を焼けてよかった〜と思う瞬間です。

 

 

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サラダ、スープから始まり、焼き鳥を10種類。

宮武さんのお米、はるきちファームの野菜、私の焼き鳥、魔女子さんのケーキです。

私達がこの時、考えられる全ての物を掛け合わせました。

今となれば、「恵那とり」も入りますね。

 

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大変勉強になりました。

これからもご指導のほどよろしくお願い致します。

 

 

そしてチカプを始めて欠かせないのが「岩村醸造」さんです。

恵那市岩村で女城主を作っている酒蔵です。

七代目社長の渡会さんと出会ったのは、本当に偶然というか、引き寄せられたというか、

私が、日本酒好き、酒蔵好きだったという事と、妻がいち早く「岩村醸造」をリサーチしていた事が一つ。

岐阜から横浜に行く途中、長野側から行ってみようと決めたことが一つ。

 

 

そもそも、今放送しているNHKドラマ「半分、青い」のロケ地ということも知らず。

ここが、古くから存在する城下町だということも知らずに訪れたことから始まったのです。

 

 

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NHKの朝ドラではないけれど、本当にドラマに出て来そうな家族です。

ほとんどがそのまま残っている城下町の中に、200年以上続く酒蔵。

俳優のような7代目ご主人と美人の奥様に可愛い一人娘。

 

現在、朝ドラの効果で岩村は盛り上がっているけれど、そもそもその以前からこの岩村醸造さんは勢いがあったと思います。

名古屋から、静岡から、バスツアーが1日に4台、5台とやって来ます。

目的は、朝ドラロケ地ではなく、この岩村醸造と向かいのカステーラです。

 

 

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そんな中、私達は渡会さんのご厚意で、毎週日曜日にこの街で焼かせて頂いております。

ここでは、行く度に売り上げ、本数共にレコード更新。

渡会さん夫妻、娘さんもその友達も何度も食べてくれます。

美味しいと喜んでくれます。

向かいのカステーラ屋さんも何度も買いに来てくれます。

皆さん、本当に暖かい。

チカプの看板を作ってくれたり、私達は色々な相談をさせて頂いて、暖かさに触れております。

 

 

そしてここで「恵那どり」に出会いました。

 

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この城下町にあるかしわ専門店「みなとや」さんから、当日仕入れて刺しています。

こんな、贅沢な事はないだろうと思うほど、素晴らしい鳥です。

 

普段、焼いている九州産の鳥も美味しいと思いますが、

どうしても比べてしまうと皆さん「恵那どり」が美味しいと頷きます。

 

「恵那どりを世界に!」

 

私達の野望を掲げて、これからもこの鳥を焼き続けます。

 

 

 

岐阜に来て

私達は多くの人と出会いました。

そして歓迎されているという実感があります。

 

蕎麦打ちを体験したいと願えば、道具ごと小屋ごと継いでほしいと言われ

焼き鳥が休みの日に少し働きたいと言えば、すぐに私の希望通りに歓迎してくれて

出張用のうつわが欲しいと言えば、山々、見渡す限りの土地を持っている方の蔵の中のうつわを譲ってくれて

お祭りに出たいと言えば、マルシェを紹介してもらい

 

皆さん本当にありがたいです。

私達は「人」に恵まれています。

沢山のご厚意を感じています。

 

これからも1本1本丁寧に、焼き鳥を焼かせて頂きます。

皆さん、本当にこれからもよろしくお願い致します。

 

今、私達に足りないのは、売り上げです。

利益です、稼ぎです。

出会った方々、皆さん口を揃えて「稼ぎなさい。」と言ってくれます。

そうなんです。

私達も稼ぎたいのです。

 

もっとそこを学んでいかなれば。

そんな事を思う梅雨。

焼きたいけれど焼けずにいる、今日この頃でした。

 

 

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焼き鳥チカプ  〜出店情報〜

 

道の駅 むげ川

月火金土 9:00〜15:30(ただし雨天、他のイベントの場合お休みします。)

 

恵那市 岩村醸造前

日曜日 10:00〜16:00(雨天の場合お休みします。)

 

エコプレフリーマーケット 瑞穂市PLANT-6

7/21(土)13:00〜21:00

チカプ初の夜祭です。

電気とかどうしたらいいのかなぁ。

悩み中。。