やきとり chikap(チカプ)の誕生!!
私は今、道の駅で焼鳥を焼いている。
ついこの間まで、そう去年の12月までは岡崎市に住んでいた。
その数ヶ月前には四日市に住んでいた。
今年の年明けに、岐阜県関市に引っ越してから、めくるめくような変化があり。
そんな日常が嵐のように過ぎ去り、はっ!?と気がつけば、私は焼鳥を焼いていた。
この数ヶ月間の間に、一体なにがあったのかを話せば、長くなり、酒も進んでしまうので、今は控えて置こうと思う。
ただ、一つ言えることは、きっと私たちは、焼鳥を焼くためにこの岐阜県関市に引っ越してきたのだろうと考えた。
私がいるのは岐阜県関市武芸川町というところの「むげ川」という道の駅だ。
すぐ近くには「武儀川」という綺麗な川が流れているが、なぜか地名は「ムギ」ではなく「ムゲ」になる。
この場所は一言で言えば、田舎である。
折り重なる山間、川を泳ぐ鮎の姿、歩く人の少なさ、イノシシが土を掘り起こした跡、ツバメの巣の数、猿の出没回数。
近郊の都会からは避暑地として夏はキャンプで賑わうそうだ。
賑わうと言えば、同じ市内にある「モネの池」である。
モネが描いた睡蓮に似た池があるという写真が広まり、インスタグラムで爆発的に観光客が増えた。
私も何度か足を運び、なんとかこの場所で焼き鳥を始められないかと思っていたが、そうはならなかった。
それもこれもきっと何かの縁なのだろう。
色々と歩いた結果、むげ川の道の駅で焼くことになったのだ。
やはり、焼き鳥は面白い。
何度焼いても、何本焼いても、一つとして同じものは出来ない。
仕込の段階で「くし刺し」という行程がある。
誰もがそれを「大変でしょう。」と私に言ってくるが、
私はなぜかそれを大変だと思わないのだ。
しいて言えば、読書のような感覚でくし刺しをしている。
私にとっては本を読む事と、くしを刺すことはさほど変わらない。
ただ、長時間同じような姿勢をすることによって、体が疲れてくるのは確かである。
それは、本を読むことにも共通するし、先ほど述べたように、一つとして同じ串が生まれないが為に、常に楽しむことができているのだ。
そして、この数年間に様々な料理を学んできたお陰で、様々な挑戦を試みることができている。
これからは焼き鳥の可能性を広げて、私たちも道の駅「むげ川」だけではなく、色々な場所に行きたいと思う。
とにかく、焼き鳥「チカプ」は誕生したのだ。
どう羽ばたいていくかは、私たち次第である。
私の焼き鳥を一人でも多くの人に食べてもらえるように、精進して参ります。
近藤
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焼き鳥「チカプ」出店情報
☆ 道の駅「むげ川」
5/11,12,18,19,20,25,26,27
9:00〜16:00
☆いわむら城下町(NHK朝ドラ「半分、青い」ロケ地
5/13(日)
9:00〜16:00
☆月曜マルシェ 坂祝町「長蔵寺」
5/21(月)
10:00〜14:00
無くなり次第終了いたしますのでお早めに。