名古屋バブル
今、名古屋バブルが膨れ上がっている。
2015年、駅前開発が盛んになり40階越えの超高層ビルを何棟も同時に建設している。
現在の名古屋市長は「名古屋に1000メートルのビルを建てる。」と冗談めかしい発言をしていたが、まんざらとも言い切れない。つまりはそのくらいイケイケで名古屋開発をやってやるという気持ちが少なからずあるということだと思う。
リニアが2027年に開業を目指し、東京~名古屋間を40分で、さらに2045年には名古屋~大阪間を25分で行き来できるようになる。
国を挙げての大プロジェクトが名古屋に大きな風を吹かせているのだ。
さらには近々で2016年に伊勢志摩サミットが決定し、玄関口となるセントレア空港付近の開発も進んでいる。
セントレア空港から伊勢志摩に行くには船以外で考えると必ず名古屋を通らなければならないため、名古屋市長としては「伊勢志摩っていうけども名古屋になったようなもんだ。」と言っていた。
何かと名古屋、名古屋、と話が新聞などに載るため、まるで愛知県の名古屋市ということを忘れそうになる。
県の名前よりも市の名前のほうが知名度が高い印象を受けるが、愛知県というところはそう簡単に収まるようなところではない。一つ言えば、トヨタ自動車という超巨大企業が愛知県豊田市に君臨し、愛知県のみならず、さらに日本のみならず、世界規模のマーケットを動かしている。
トヨタがあまりにも巨額の税金を納めているため、豊田市に住む住民の税金などは他の市と比べ格段に安いと近隣の市の人がぼやいていた。
さらに愛知県には日本一お金持ちな「村」が存在し、村民の平均年収が1000万を超えるとも言われている。
「モノづくりの愛知」という称号とともに、休むことなく海沿いの工場では煙があがっているのだ。
2017年には現在着工しているビルの建設がほぼ終わり、名古屋駅は巨大ターミナル駅となる。
迷路のような地下街も整備されて道がわかりやすくなり、名古屋城を木造で立て直そうっていう話まで出ている。
さらには名古屋駅から名古屋城まで空中をモノレールで結び、観光しやすい街作りを目指し、名古屋から50キロ圏内をベットタウン化して交通の整備も進んでいるなんていうことも新聞に載っていた。
名古屋から50キロ圏内には私が住む四日市市も入るため、果たしてどのように変わっていくのか少し楽しみでもあるが、最近一番近い駅が過疎化のため無人化されたようで、どうもこの話と逆行しているような気もする。
このように東海地方では名古屋バブルについて毎日のように新聞などで報道されているが、一つ気になる話がある。
それは実は名古屋が巨大な埋立地だという噂があるからだ。
この地図を見て欲しい。
この地図は養老元年(717年)くらいに書かれたもので、この地図の中には名古屋が存在していないのだ。
現在の熱田神宮がある熱田から桑名まで七里の渡しが存在し、それは東海道五十三次にも書かれている。
さらには織田信長時代の長島一揆が起こった頃にも、長島付近には小さな島がたくさん存在し海を渡り川を渡り丘を目指しでとても難しい戦だったと言われていることも確かだという。
それでは名古屋の地盤は大丈夫なのか?と心配するのも当然だろう。
そんなに大きな超高層ビルとリニアを走らせるために地下深くまで掘り下げて、ただでさえ弱い地盤がぐにゃぐにゃになってしまわないかと私は思った。
そこでもう少しこのことを調べてみると、面白いことがわかってきた。
どうやらこの地図は江戸後期頃に書き直されたものらしく、実際の地形と異なる点があるらしい。
つまりは現在の地名の中に「島」という文字が入るところは本当に島だったことは確かだが、それは海に浮かぶ島ではなくて、川を流れる島だったのではないかという説だ。
現代ではその川が干上がり陸地が見えたところに建物が建っているため、全てが埋立地とも言えないというのだ。
よって私は名古屋駅周辺の地盤はそれほどゆるゆるではないのかもしれないと思ったのだが、ただ一つ不安があるとすれば、それだけ陸が低いということであり、例えば5メートルの津波が来たとすれば名古屋は丸ごと飲み込まれてしまうということだった。
現在続く名古屋バブルはどこまで発展していくものなのか、少し楽しみでもある。
私は50キロ離れた無人駅近くの家の中でそれを考えていた。
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2015年、駅前開発が盛んになり40階越えの超高層ビルを何棟も同時に建設している。
現在の名古屋市長は「名古屋に1000メートルのビルを建てる。」と冗談めかしい発言をしていたが、まんざらとも言い切れない。つまりはそのくらいイケイケで名古屋開発をやってやるという気持ちが少なからずあるということだと思う。
リニアが2027年に開業を目指し、東京~名古屋間を40分で、さらに2045年には名古屋~大阪間を25分で行き来できるようになる。
国を挙げての大プロジェクトが名古屋に大きな風を吹かせているのだ。
さらには近々で2016年に伊勢志摩サミットが決定し、玄関口となるセントレア空港付近の開発も進んでいる。
セントレア空港から伊勢志摩に行くには船以外で考えると必ず名古屋を通らなければならないため、名古屋市長としては「伊勢志摩っていうけども名古屋になったようなもんだ。」と言っていた。
何かと名古屋、名古屋、と話が新聞などに載るため、まるで愛知県の名古屋市ということを忘れそうになる。
県の名前よりも市の名前のほうが知名度が高い印象を受けるが、愛知県というところはそう簡単に収まるようなところではない。一つ言えば、トヨタ自動車という超巨大企業が愛知県豊田市に君臨し、愛知県のみならず、さらに日本のみならず、世界規模のマーケットを動かしている。
トヨタがあまりにも巨額の税金を納めているため、豊田市に住む住民の税金などは他の市と比べ格段に安いと近隣の市の人がぼやいていた。
さらに愛知県には日本一お金持ちな「村」が存在し、村民の平均年収が1000万を超えるとも言われている。
「モノづくりの愛知」という称号とともに、休むことなく海沿いの工場では煙があがっているのだ。
2017年には現在着工しているビルの建設がほぼ終わり、名古屋駅は巨大ターミナル駅となる。
迷路のような地下街も整備されて道がわかりやすくなり、名古屋城を木造で立て直そうっていう話まで出ている。
さらには名古屋駅から名古屋城まで空中をモノレールで結び、観光しやすい街作りを目指し、名古屋から50キロ圏内をベットタウン化して交通の整備も進んでいるなんていうことも新聞に載っていた。
名古屋から50キロ圏内には私が住む四日市市も入るため、果たしてどのように変わっていくのか少し楽しみでもあるが、最近一番近い駅が過疎化のため無人化されたようで、どうもこの話と逆行しているような気もする。
このように東海地方では名古屋バブルについて毎日のように新聞などで報道されているが、一つ気になる話がある。
それは実は名古屋が巨大な埋立地だという噂があるからだ。
この地図を見て欲しい。
この地図は養老元年(717年)くらいに書かれたもので、この地図の中には名古屋が存在していないのだ。
現在の熱田神宮がある熱田から桑名まで七里の渡しが存在し、それは東海道五十三次にも書かれている。
さらには織田信長時代の長島一揆が起こった頃にも、長島付近には小さな島がたくさん存在し海を渡り川を渡り丘を目指しでとても難しい戦だったと言われていることも確かだという。
それでは名古屋の地盤は大丈夫なのか?と心配するのも当然だろう。
そんなに大きな超高層ビルとリニアを走らせるために地下深くまで掘り下げて、ただでさえ弱い地盤がぐにゃぐにゃになってしまわないかと私は思った。
そこでもう少しこのことを調べてみると、面白いことがわかってきた。
どうやらこの地図は江戸後期頃に書き直されたものらしく、実際の地形と異なる点があるらしい。
つまりは現在の地名の中に「島」という文字が入るところは本当に島だったことは確かだが、それは海に浮かぶ島ではなくて、川を流れる島だったのではないかという説だ。
現代ではその川が干上がり陸地が見えたところに建物が建っているため、全てが埋立地とも言えないというのだ。
よって私は名古屋駅周辺の地盤はそれほどゆるゆるではないのかもしれないと思ったのだが、ただ一つ不安があるとすれば、それだけ陸が低いということであり、例えば5メートルの津波が来たとすれば名古屋は丸ごと飲み込まれてしまうということだった。
現在続く名古屋バブルはどこまで発展していくものなのか、少し楽しみでもある。
私は50キロ離れた無人駅近くの家の中でそれを考えていた。
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