静岡旅行2泊3日 ③ | たっくのブログ

静岡旅行2泊3日 ③

2日目 御前崎~焼津~三保の松原

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朝食を食べた私たちは三保の松原へ向かった。
焼津から三保の松原までは車で1時間
天気の良いドライブとしては丁度良い距離だ。

150号線を通り海風が心地よい。

三保の松原の近くにもう一つ有名な観光スポットがある。

「久能山東照宮」

東照宮といえば、日光東照宮が有名だ。
日光の方が本家本元と言えるが徳川家康が眠っているのは久能山の方だという。
ここへ行くには日本平からロープウェイで上がる方法と150号線側から歩いて登る方法がある。
よって私が車で通った150号線も観光バスや出店などで賑わいを見せていた。


もうすぐ久能山を通るな。と思っていた矢先、道路標識には意外な文字が?

「いちごロード」

いちごロード??

なんだそりゃ?

久能山じゃないのか?と車のスピードを緩めると
道路沿いには何軒ものいちご農家(ビニールハウス)が並んでいる。
看板には「イチゴ狩り」の文字がびっしりだ。
それぞれの農家が別々に看板を立てているため
まさにいちごロードの始まりだった。


一つ目の農家に差し掛かるとき何かが見えた
入り口には若い女性が2人立っている
大きなイチゴのぬいぐるみに紐をくくりつけ
それを目一杯ぐるぐると回しているではないか、


イチゴ狩りしていって~!と言わんばかりのアピールだ
さらに隣の農家でも同じように女性が2人入り口に立っている
先ほどは赤い衣装だったが、今度はピンクの衣装だ。

他の農家と何か違いをつけるために衣装の色を変えているが
イチゴのぬいぐるみは健在だ。
同じようにぐるぐると回して車を誘導する。

その光景が何軒も連なっているのだ。

あの子達はこの時期に雇われたバイトなのか?
それとも家族経営で自分の娘がイチゴデビューをしたのかはわからない。

次々とイチゴを回し続ける光景に目を奪われた
しかし、ある農家では入り口にマネキンを立てて
いちごがダラんとぶら下がっているだけの農家もあった。


あれは?果たして、雇うお金がなかったのか?
効率を考えたのかはわからない。


なんにせよ私の妄想は膨らむばかりだ。

ここら辺の若い娘たちは必ず年頃になるとイチゴ娘として入り口に立つのか?
御近所の人たちが「よかったね~。おおきくなったね~。」と娘の成長を祝福し
意気揚々とイチゴを持つ。
もしかしたら母親のおさがりかもしれない。
「これはね。昔おばあちゃんから譲り受けたものだよ」と
代々伝わるイチゴのぬいぐるみには継ぎはぎの跡が残っているのか。

そして、あんなにぐるぐる回してある時、糸が切れてポーンと道路に投げ出されたら
運転している側も相当アセるだろう。


まさに謎だらけのいちごロードは約3キロくらいに渡って続いていた。
いつの間にかその間にあった久能山の入り口は見過ごしてしまうほど強烈なインパクトを放っていた。

徳川家康もびっくりだ。




のちにこの話を地元の人に聞いてみたところ
面白いことを聞けた。


入り口に立っている若い娘を見ながら、観光客はどの農家にするかを決める
自分の好みを選びこれはこれはとイチゴ農家に入っていくと
中には高齢の農家さんたちが待ち構えているという。

どこぞの繁華街あたりで聞いた話だ。

おいおい~!

写真と違うよ~!ってところだろうか。。。





というわけで私たちはイチゴ娘たちの誘惑に負けず
無事に三保の松原へ到着したのだった。




つづく
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いちごロードの時期は今だけ!?見ごたえあったなぁ。
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