静岡旅行 2泊3日 ②
2日目 静岡県御前崎
朝目覚めたのは7時くらいか。
外から車の行き交うエンジン音と関西なまりのない会話が聞こえる。
道の駅の開店時間は9時だというのに随分と早くから人の出入りがあるものだ。
旅行者が多い地域だとは思えないが果たして。
眠たい目を起こし外に出てみると朝日はすでに上がっていた。
太平洋から眺める朝日を楽しみにしていたのだが、どうも寝る時間が遅かったらしい。
駐車場の行き交う車を見てみると軽トラックやワゴン車が多い。
なるほど、彼らは観光客ではなく地元の農家さんたちだ。
近年、道の駅は随分と進化してきた。
前までなら地元のお土産(特産品)とスタンプラリーが特徴的だったが
今では野菜、果物、お米、お酒、などを中心とした市場になりつつある。
近隣の農家さんたちが農協を通さず、直接値段をつけて販売できるいわゆる直売所になっている。
それを買うのは観光客ではなく、むしろ近隣住民の方が多い。
スーパーに行くより新鮮で、安い野菜が選べて地元の活性化に一役買っているというわけだ。
道の駅は八百屋になった。といっても過言ではない。
開店時間の9時ごろになるとあれよあれよと言う間にお客さんでごった返す。
私は八百屋化した道の駅で地元の野菜はどんなものが採れて、何が名産なのかを知ることができる。
風のマルシェ(御前崎)この時期にイチオシだったのは「いちご」だ。
どこからともなく風に乗っていちごの香りがしているほど、この街ではいちごが特産なのだろうと感じた。
この感は当たっていた。
のちに通る道で、まさかあんな光景が見られるとは思ってもいなかった。
そうこう考えているうちに、妻も目覚めたようだ。
トイレで顔を洗い、歯を磨き、洗面所を綺麗に拭いて準備は万端だ。
朝ごはんを食べよう。
道の駅にあるロードマップや観光案内などを見ながら朝食を探す。
風のマルシェにも食べられるスペースはあるが、
私たちの目的地はもう少し先にあったのでとりあえず進むことにした。
天気は晴れて気持ちが良い。
夜もさほど寒くはなく快適に寝られた。
風のマルシェから車で1時間程度走ったところ
この日の朝食は焼津市にある小川港の食堂で決定した。
「小川港魚河岸食堂」
朝7時からやっている食堂で主に地元漁師たちに提供しているお店だ。
もちろん一般客も食べることができる。
苫小牧でいう「コマトマ食堂」や四日市でいう「マグロ食堂」に近いだろう。
店内に入るとずらーっとメニューが並び朝の10時頃だというのに大賑わいだ。
駿河定食 1500円
カツオ、マグロの刺身と桜海老のかき揚げ(これがウマイ)さらにはイワシをすり身にした黒はんぺん、小鉢にシラスが付きお吸い物でいただきます!
そのほかにもセルフサービスでマグロの煮付けが好きなだけ食べられるので、朝にしてはガツんと行った方だと思う。
駿河湾は日本有数のシラスが獲れる産地で、味も最高級。
生シラス、釜揚げしらすはどちらもご飯によく合い絶品だ。
さらにもう少し暖かくなると春の桜エビ漁が始まり、駿河港は盛り上がりを見せる。
そう考えれば静岡県は豊富な地域だ。
海からは新鮮な魚介、果物も採れて、お茶も有名、やはり富士山の麓というべきか
あの美しい山から素晴らしい恵みが溢れている地域といえるだろう。
私たちは朝食をペロリと食べ、次の目的地へ向かうことにした。
以前から行きたいと思っていた「三保の松原」へ!
つづく
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久しぶりのブログでした。それでもなんとか10位以内をキープ。
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