酒蔵みてある記「青木酒造」
12月13日
今年開催される酒蔵みてある記 第一回目に参加しました。
今回は「青木酒造」さんです。
パンフレットによると青木酒造は、上質な米を贅沢に使用し、豊富な木曽川の伏流水と冷たい伊吹おろしによって釀されたお酒です。独特の旨味と酸味に特徴があります。とのこと。
つまりは良いお米を使ってるぜ!ってことでしょうか。
飲んでみなけりゃわかりませんね。
今回のコースは近鉄弥富駅を出発し薬師寺の大楠~灘畑地蔵尊~興善寺地蔵~青木酒造です。帰りは佐古木駅から帰ってくるとして、徒歩で7キロのコースになります。
酒蔵みてある記の中では短めの距離ですね。
まずは近鉄弥富駅
当日の駅に降り立つと駅の職員さんが酒蔵みてある記用の地図を配布しています。
その地図には抽選券も付いていて酒蔵でクジを引けます。
当たれば一升瓶!外れたらティシューです。
受付時間が9時30分~10時30分と限られているので、この時間帯になると電車から降りた酒リスト(酒好き)たちがたくさん駅周辺にいます。酒リストたちの特徴は必ずリュックサックを持っていること。帰りに持って帰るのでしょう。一升瓶が入る大きさのリュックサックを抱えていれば、間違いなく参加者です。
私はまだリュックサックを持っていないので、どこからどう見ても新人なのです。
「おう!見ん顔やな。新入りか?」そんな言葉こそ交わされませんが「先輩!よろしくお願いします!」そんな気持ちです。
コース通りに歩くとまずは一つ目の「薬師寺の大楠」に到着します。
鯏浦山薬師寺(うぐいうらさんやくしじ)と書いてあります。
ここは織田信長の弟、信興(のぶおき)が鯏浦城を築いていたらしく戦が多かった場所です。
伊勢長島一向一揆によって滅ぼされるわけですが、当時このあたりは小さな島でした。
小さな島が幾つも存在し船で渡るわけですが、戦中はこの船を見張るためにどちらの勢力も島にある丘へ上がることが勝利する秘訣だったとも言われているようです。
このお寺の中に大きな木があります。
大楠です。
写真では少し伝わりにくいのですが、かなり大きな木で。樹齢600年と言われています。
当時はここが海岸線だったらしく、この大きな楠に船をくくりつけていたようです。
これだけ大きな木なら安心ですね。
それにしても、埋め立てにするときによく残していてくれましたね。
こうやってイベントのスタッフが説明してくれるわけです。
とても面白いですね。
ただ、このお寺を見ただけではわかりませんよね。
このイベントの醍醐味です。
そうして次のポイントへ歩きます。
難畑の地蔵尊~興善寺地蔵です。
この愛西市には歩くところ歩くところお地蔵さんがたくさんいます。
戦が続いた場所でもあるわけですから、つまりはそういうことなんでしょうね。
ここら辺は歩いてたった10分程度の距離で当時の別の島に渡っていることになるらしく、戦するにも大変でしたね。きっと。
そして次は青木酒造に向かいます。
天気が良くてよかったぁ。雨だったらさすがにこないもんね。
ツアーガイドがいるわけでもないしみなさん歩くスピードは様々ですから、一見そんなに参加者がいないのでは?と思います。
ところがどっこいです。
いざ青木酒造に到着するとこのイベントの人気の高さがわかります。
ね。みんなリュックサック持ってるでしょ。
もちろん酒造の中も見学できます。
いいですね~。この酒粕の匂いがたまらないですね~。
伝わりますか?どうですか?
会場ではほとんどの種類のお酒が試飲できます。
純米酒、しぼりたて、吟醸酒、純米吟醸酒、甘酒、梅酒などなど今年できたのお酒を楽しめます。
そして販売会もやっています。
青木酒造ではお酒の他に、酒粕、奈良漬けのようなものまで売っています。
すでに先輩たちは会場にある酒のケースを椅子代わり、テーブル代わりにして持ち寄りのつまみやおにぎりなどを手にし、宴会が始まっているのです。
お酒がなくなればすぐそこで売ってますから、困らないですね。
みなさんにとっては一年の始まりなのか締めくくりなのかはわかりませんがとにかく今でしか味わえないこの雰囲気を楽しんでいるのです。
各々、お土産を買って帰る人、飲み続ける人がいて、帰る人は最寄りの駅「佐古木駅」に歩いて向かいます。これで約7キロを歩いたことになるようです。
私は全てを試飲し、結局日本酒ではなく梅酒にしました。
この梅酒の美味しさに驚いたものですから、一番感動したお酒を買ってきたのです。
私たちは会場で酒盛りをするほどまだ手慣れていませんので、自宅に帰ってゆっくり酒盛りです。
もう少し回数をこなせば馴染むと思うんですけどね。
キーワードはやはりリュックサックと持ち寄りおつまみでしょうね。
梅酒の他に酒粕と奈良漬けも買ってきましたよ。
やっぱり酒蔵みてある記は楽しいなぁ。
次は来年の1月10日「清水清三郎商店」です。
いけるかな~いけるかな~
いきたいな~いきたいな~