料理本を見て萎えること「だし汁」 | たっくのブログ

料理本を見て萎えること「だし汁」



本屋で見つけた料理本
よ~し作るぞ~!と意気込んで、書いてある材料を買ってきて、
いざレシピを見てみれば、必ず出てくる「だし汁」の文字。

だし汁?
だし汁ってなに?

私は昔、このだし汁と書いてあるだけで作る気力が萎えました。
というのも、その頃はまだまだ料理のことなんて知らないから、もう書いてあるそのままに作ろうって思っているのにもかかわらず、この「だし汁」って。なに?
そんな感じでした。


その頃の私の経験上(寿司屋で教わった)のは、「だし汁」というのはカツオ節で1番だし、2番だしと摂るものでした。それしか知らなかったので料理本に書いてあるだし汁というものはいったい何番だ?ということです。


さらに何番であってもカツオ節で摂り、残った分のだし汁はどうすりゃいいの?ってなっていました。


「だしの素」の存在も知ってはいましたが、なんだか腑に落ちず料理を作る気をなくしていたのです。
それならだしの素何グラム、水何ccって書いてくれ~って思っていました。


という過去の挫折感から立ち直り、現在でも料理を続けているのです。
どうか皆さんも、「だし汁」の文字に負けず、美味しい料理を作ってくださいね。


そういう訳で、今回は私が実践しているお味噌汁の作り方を教えます。

4人前です。
カツオ節 20g(もっとカツオを感じたい!って時は23~25gでいきましょう!)
お水 700ml


700mlのお水を沸かし、沸騰した頃で弱火にしてカツオ節を入れます。
鍋の横にひっつかないように(ひっついたらカペカペになるので)優しくしましょう。
かつお節はとても繊細です。菜箸やお玉で荒く扱うと、雑味を出しますのでご注意を。



1分くらいたったら別の鍋にザルでこしながら移します。
ザルはどんなものでも構いません。
カツオの粉末がザルを通り抜けますが、家庭用のお味噌汁の味、食感には支障ありません。
ザルでこすときにカツオ節を絞ってはいけません!ぎゅーっとやってしまうと、雑味がでます。


ついつい、もったいないからという理由でやってしまいそうになりますが、お味噌汁の味が大きく変わりますのでご注意を。



もう一度700mlのお水を鍋で沸かします。
先ほどこしてザルに残ったカツオ節をお水の状態から鍋に入れます。


それが沸騰し始めたら、もう一度先ほど最初にこした鍋にザルでこします。
これで、約1200mlくらいのだし汁が完成します。


そのだし汁であとは普段通りにお味噌汁を作ってみてください。
めちゃうまいですよ。

オススメは玉ねぎとワカメのお味噌汁です。
だしの味が素直に伝わるので美味しいです。



このだし汁の作り方を覚えればあとは応用がききます。

例えば煮物に1番だしを使いたければ、最初にこしただし汁から必要な分を頂戴し使えば良いのです。
それで、お味噌汁用のだし汁が足りなくなるなら、最初から分量を変えていきます。

例えば1000mlのお水にしてカツオ節を30gにするだとか、1400mlのお水にしてカツオ節を40gにすればいいのです。

1番だしはだし巻き卵にも使えます。
とても便利ですね。

これを味わってしまうと、だしの素に戻れません!





……そうやってよく言われていますが、私はだしの素も使います。
お味噌汁では使いませんが、他のお料理にね。

使い方が大事ですね。


ありがとうございました~。