健康の郷 美杉 | たっくのブログ

健康の郷 美杉


三重県津市にある美杉町へ行って来た。
元々は「美杉村」だったらしいが2006年に津市に吸収されて美杉町になったようだ。



三多気の桜 津市ホームページより




今回、知人の紹介により美杉町の地域振興課役員の方と
一緒に観光する事が出来たため、自分達だけでは知り得ない話を聞きながら見る事が出来た。



やはり、説明があった方がおもしろい。
同じ物を見るのでも、説明があるとないとでは見方が変わってくるし
親近感も湧いてくる。


これから先、新しい都市へ旅行に行くときは最初に案内してもらえるようにお願いしたいものだ。


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この町には松坂市と美杉町をつなぐ名松線という鉄道が通っていたが
2009年の台風18号によって風水害で全面運休となってしまった。

当初は名張市と松坂市をつなぐ意味で「名松線」と名付けられたが
結局この美杉町にある伊勢奥津駅が終着駅になったままで現在は使われていない。

なお現在は臨時バスとして、名張駅から松坂市まで運行しているが
やはり、ここは鉄道ファンとしてはもう一度運行してほしいという穴場だろう。


ちなみに、私は鉄道ファンではないが...



ふっと車を走らせていると道脇に「伊勢本街道」という看板が見えた。
どうやらここはお伊勢参りに行く道の宿場町だったようで
今でも建物はその名残を見せている。

当時、賑やかだった様子も感じ取れる。

では、その伊勢本街道とはどういったものなのか?と聞いてみれば
大阪から伊勢神宮につなぐ道で、距離にすれば最短で行けるらしい。


大阪から一直線に道を進めば、たどり着くと地図では言うが
実際そこを見てみると、とても険しい山間を通る事がわかる。


今でもその道は存在しており
各地からウォーキングで観光に訪れる人もいるというし
東海道もそうだが、そういった道を歩くイベントが沢山あるようだ。

伊勢本街道保存会ホームページ


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そして、地域振興課の人が最近の一大イベントとして上げていたのが
映画の撮影場所になった事だという。

2014年夏公開予定
「ウッジョブ~神去なあなあ日常~」

監督脚本 矢口史靖監督
染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明

ウッジョブ公式ホームページ

林業を題材にした来年注目の邦画らしく
この映画が公開されれば、ファン達がこの町に観光で来てくれるのではないかと考えている。


しかし、そのファン達が一回きりで終わってしまうのは役場としてはさけたい所で、なんとか次に繋がるようなおもてなしをしたいと町が一体となって、現在すでに動き出している。


今回、地域振興課の人と一緒に歩き、説明を受けていると
本当に真剣に町を盛り上げたいという気持ちが伝わってきた。

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この頂いたパンフレットを見れば本当に力を入れているのがわかる。


特に、ウォーキングマップが充実していて11カ所もコースがある。
すべて2時間から3時間くらいで完走出来るようになっており
周辺の交通機関も詳しく書いてあるのでとてもわかりやすい。



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さらに、何を隠そうこの案内していただいた方のご実家が
国の有形文化財だと聞き、行ってみた。

家先には乾燥した豆を取り出しているお母様の姿が
この地域にこの建物でこの姿
まさにザ、日本!という完璧な状態だった。


ものすごい坂道というか、もう山道に近いような状態を車で上っていき
家々がある中の一つで、ここからの景色も最高だ。

周りは山に囲まれていて、この地域にだけ家々が並んでいるので
となり山から見える景色はここは「天空の村」とよばれているらしい。
是非今度は桜の咲く季節に来たいと思う。




宿泊はコチラ「美杉リゾート」


今回私は美杉町の回し者になった訳ではない。
こうやって案内してもらい、本当に楽しむ事が出来た。
そして、地元の思いが伝わってぜひとも盛り上がってほしいと思った。

夫婦で旅行に行き、自分達のペースで見て回るのもいいが
私達はこうやって知人が知人を紹介して
その土地に出会う事の方が楽しいという事を知ってしまった。


今、三重県に住んでいて色々な所に観光に行けるようになったからこそ
もっと楽しい旅行をしたいと思う。

案内していただいたせめてもの恩返しとして
このブログを書いた。

見ている方が一人でも興味を持っていただけたら幸いだと思う。


日本中、いや世界中をこういった旅行になればどんなに楽しいことか。
やはり旅は出会いだと思うし、出会いは土地よりも人だと思う。

自然も確かに最高だが、自然を守り続けている人達はもっと最高だ。