私を支えたレシピ本
「ケンタロウ絶品おかず」
この本は私が26歳のときに買ったもので、私の料理人生を支えているといってもいいくらい大事な本だ。この本に出会ったからこそ、今の料理人生がある。
この頃の私は、寿司屋の経験で魚をさばく事は出来たし、焼き鳥屋の経験で焼鳥を焼く事も出来た、
しかしこの頃の私は家庭料理を知らなかった。
から揚げを揚げた事もなかったし、パスタを作った事もなかったので、
料理人として偏っていた。
この本に手取り足取り教えてもらったので、それからどんどん家庭料理を覚えていった。
ピンチョスをオープン出来たのもこの本のおかげだろう。
今の寮ごはんを作れるのもこの本のおかげだろう。
というのも、この本はとても見やすく料理が簡単そうに見えるので、作ってみようかな~という気にさせてくれる。レシピ本にとって本当に大事な要素が沢山含まれているから、何度も何度も見たし、
今の今でも見直す事もある。
だから、本自体はもうボロボロだ。
この本はとても人気があるらしく今でも再版されているので、レシピ本コーナーにいけば必ずあるだろう。数年前にバイク事故で全身付随になったケンタロウさんの回復を祈り、これからも私の支えとなっていくだろう。
「世界43カ国のサラダレシピ114」
この本はとてもエキゾチックなレシピ本だ。
普段生活していくにあたって、知り得ない味付けが沢山載っている。
世界の料理はとても多彩で衝撃を与えてくれるので、見るだけで楽しくなる。
このレシピ本の中から生まれた料理が沢山あるのも事実で、ピンチョスのオードブルやライブディナーなどで大活躍してくれたのだ。
しかし、ひとつ難点なのが味を含めた完成の想像がつかないことで、
作るときのイメージが難しい。
どうせ作るなら
このレシピ本に載っている料理を、現地に行って実際食べてからにしたくなる。
まるで旅する料理本だから、私は大好きだ。
スパイスを使った料理が多いので、スパイス好きにはいいだろう。
そうそう、スパイス好きと言えば
「スパイス完全ガイド」
これはもう、スパイスマニア向け
聞いた事もないようなスパイスたちが沢山載っているし、スパイスの歴史なども書いてある。
しかし、写真などのセンスが抜群に良くて、とてもオシャレに仕上がっている。
私がラジャスタンカレーを研究していた頃、プレゼントで頂いたものだ。
とても研究したし、おかげで美味しいラジャスタンカレーが作れた。
そして、もう一冊
いただいた本と言えばコチラ
「やきとり」
その名も焼鳥。
焼鳥マニアに贈る完全マニュアル本だ。
炭の事から、肉の細かい部位までしっかり載っている。
私はこの本を何度も立ち読みしていたら、
ある日プレゼントでいただいたので、とても嬉しかったのを覚えている。
実際に存在する店舗がそれぞれの串を紹介しているので
色んな個性に出会える。
焼鳥と言ってもこんなに違いがあるんだなぁと思わせてくれる本だ。
私は、この本を見るたびに焼鳥を焼きたくなる。
また、美味しい焼鳥を焼く日がくるまでもう少し充電しよう。
皆さんも楽しみにしていて下さい。
私を支えたレシピ本ですが、
私は、この先自分のレシピ本を作りたいと思っています。
私にしか出来ない表現で、私の感性を一冊の本にしてみたいと考えています。
どんな形になるかは今の所わかりませんが、今は自分のレシピをブログなどに書いていこうと思い、
日々作り、食べている料理のレシピを載せていきます。
まずは100レシピを目標にしてやっていこうと思いますので、
なにか参考にというよりは、なんか面白いなこのレシピ、と思っていただければ幸いです。
一日の暇な時間、空いた時間に
ふっと笑っていただけるような、レシピをどうぞ。
それではまた。