多度大社ちょうちん祭り | たっくのブログ

多度大社ちょうちん祭り

日曜日(8月11日)連日の猛暑、気温は39度をさしている。
車のクーラーは全力で稼働しているが、そうは容易く涼しくなるものでもない。
例えば少し涼しくなったとしても、道の駅などで降りてしまえば忘れていたかのような猛烈な暑さが体にまとわりつく。体を包み込むような生温い外気温は自分の体温をゆうに超えているものだから、熱の放出すら出来ないためテレビやラジオでは「熱中症にお気をつけ下さい」と言っているのだろう。


すこし、車を降りて建物の中に入るとそこはまるで冷蔵庫のようなギンギンに冷えた店内が迎えてくれる。あぁ涼しい、となるよりも寒いという感想も出なくはない。
冷えたり暑くなったりを繰り返して人は強くなっていくのだろうか?


中部地方の道の駅スタンプラリーを始めてみたので、せめて三重県内だけでも制覇したいが、なんと三重県の道の駅は数少なく、その代わりというのか岐阜県あたりの数と比べてみると2倍にも3倍にもなる。



image


萬古焼き(ばんこやき)が有名な三重県は焼き物が盛んで、例えば土鍋なんかは全国でも有数の産地だという。もちろん道の駅にも色々な焼き物があるが、私はその中でも納豆鉢を見つけた。
ほかにも冷や奴鉢などもあったが、まずは大好きな納豆鉢にしよう。


それから山の方に向かうと湯の山温泉がある。
一度行こうと思っているがどうせ行くならゆっくりと時間があるときにするべきだな。と感じた。それは湯の山温泉にはロープウェイがあって連峰結ぶようになっているらしく、秋頃、もしくは温泉街に一泊なども視野にいれてもいいだろう。
そして、この辺り一帯の山はどうやら「石」がとれるらしく採石場なども見えた。



桑名市の端にある多度町に多度大社という神社がある。
「お伊勢行くなら多度も寄れ多度を寄らねば片参り」などという旗も立っていた。

そんな参拝客を昔から迎えていたのはこういったお店なのだと言う。



image


image


image


image



今から297年前に創業された桔梗屋の多度豆
ちょうど、水戸黄門の時代だろう。富士山が噴火した頃、この豆屋は創業して今でもこうして作っている。

そして、写真の定食は「鯉(こい)定食」
鯉のお刺身が食べられる。

近くにものすごい佇まいのお一人4000円する定食もあったが、私は1100円の定食屋を見つけたのでここにした。味は美味しいが、定食全体の味は美味しくない。やはり4000円くらい支払わないと本物に出会えないのかもしれないが、今回の目的は「鯉」ではなく、多度大社で行われるちょうちん祭りだ。




image

image

image

image


これがまた何とも素晴らしいもので、数多くのちょうちんがずらーっと並んでいて、そこのなぜだかおじさんカメラマンの集団がやたらといて、その目的は「ミス桑名」らしくバシッと着物を着込んだミス桑名たちはおじさんカメラマン達をぞろぞろと引き連れながら目立っていた。


綺麗な写真を撮りたいのだろうが、なんとも言えないような状態、、、
皆さん同じ場所から撮っているものだから、同じような写真になるのではないかな。


とは言っても、メインはミス桑名ではなく、あくまでもちょうちんであって、午後7時の点灯式ともなるとお祭りに来ていた大勢の人が「わぁ!」と歓声を上げるように、一斉にちょうちんに灯りが灯る。



image

image

image


ちょうちんの一つ一つに名前が書いてあって、それは協賛金をしてくれた人たちの名前でどうやら3000円からお願いしている。自分の名前が書いたちょうちんはどこかと探している人も多く見られた。確かにこれは面白いなぁ。


というか、それにしても三重県は水谷さんと近藤さんが多い。
このちょうちんの3分の1は水谷さんと近藤さんだったのではないかと思うくらい、大勢いる。きっと私はこの土地に来るべくして来たんだと思った。


ずーっと昔から私はこの土地を知っていて、きっと300年ぶりに三重県にたどり着いたのだろう。こちらに来てから見るもの聞くもの殆どがこの時代の話で、私自身も関心があるから。そう考えると、ますます三重県が好きになってくるものだ。