岡田大岬
★ 岡田 大岬(書作家)
1945 年札幌市生まれ。本名、弘徳。札幌北校(書道部)・北大法学部卒業。岬土社代表。独立書人団会友。北海道書人展審査員、北大総合博物館資料部研究員。北大 遠友学舎「書」の講座講師10年連続個展を「遠友学舎」で開催。2010年6月社中展・「岬土社書展」(ギャラリーエッセ)。月刊個人誌「独住」発行。
先日、北大「遠友学舎」にて10年連続個展を開いている岡田先生とお会いしたのは約2年振りで、前回もまた個展の数回目だった。前回の記憶は未だに脳裏に焼きついていて、ピンチョスをオープンする前だから、もう3年か・・。
その時のテーマが「荘子」というもので、難しいことはよくわからないがどうやら中国の教えの事らしい。その中にもっとも印象を受けた言葉があった。
「木鶏」
どうやら「木鶏」とは何事にも動じない最強の鶏のことを指すらしいが、その最強と言われる鶏をどうやって料理したらいいのかはまだわからない。
そんな事を考えながら数年たち、今年やっっと足を運ぶ事が出来た。
先生は少し痩せていたが、基本的な振る舞いは何一つ変わっていなかった。
会場で初めて太い筆を見たが、質感が先生の髪とよく似ていた。
今年のデモ中、一番活気に満ちた時期のエジプトに数週間行っていたらしく、テレビで見ていた興奮しているエジプト人の横でテレビに映らず盛り上げていたそうだ。
そしてエジプトに行く時は必ず髭を数ヶ月かけて伸ばすという話を聞いた。
どうやら町並み的に髭を伸ばしていないと舐められるという印象があるようだ。
本当にそうなのかどうなのかはわからないが、この日は髭は伸びていなかったため、次に行くのはまだ先だろうと感じた。
その後、違う人のブログを見たら、髭を伸ばしている写真があったので、お借りする。
どうやらエジプトから帰ってきてすぐの頃らしい。。。
ちょうどその話を聞いた後だったので、ちょっと笑ってしまった。
そして、この2日後、なんと!!
ピンチョスに岡田先生が食べにきてくれた!
来た瞬間のみっちのテンションが上がった「いらっしゃいませ~」には特別な思いを感じ、私は見えないながらも只ならぬ人物が来たな。と思った。
すっと目の前に現れたのは岡田先生で、あれ? あれれ?
少し酔ってる。
いや、けっこう酔ってる。
「よく場所わかりましたね~」と声をかけると「ぐるぐる回っちゃったよ~。ホテルキャビンはわかってたんだけどね~」といっていた。
地元でもないのに
ホテルキャビンを知っている人は数少ない。
「何にしますか?」
「すべてまかせた。」
この一言に、久しぶりに手が緊張した。
一人で一見静かに座っているようにも見えるが、やはりただ者ではないオーラを感じるのは、知っている人物だからだけでは無いと思う。
おまかせ焼き鳥5品を口にし
「安心した。ありがとう。」と握手を求める先生の姿には
グっとくるものもあった。
値段も聞かないまま、お金を置いていき、暗くなった中の島の住宅街に消える先生の足取りはとてもかっこよかった。
また、来て欲しい。
また来たくなるお店を目指して、ピンチョスも成長しなければならない。と感じた1日だった。
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ごはんとカフェのお店 Pinchos(ピンチョス)
~De arroz y el café Una tienda Pinchos~
札幌市豊平区中の島1条7丁目6-10
TEL 011-820-5227
HP http://pinchos.aikotoba.jp/
みっちのブログは→http://ameblo.jp/pin4777/
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