一瞬の気遣いが一生の記憶
足を怪我した女性がタクシーで病院に行った時、ほとんどの運転手さんは病院の入り口でドアを開け「だいじょぶですか?」「お荷物お持ちしますか?」「ありがとうございます」などと声をかける。
ところがある運転手さんは病院の入り口ぎりぎりまで車を寄せてくれたそうだ。
その場所はそこをあるく人達にとってはとても通行しにくくなるような停め方で、少しだけ混雑を生むかもしれない。
素早く動く運転手さんが乗っている女性の手をひく 「さぁどうぞ」
通れなくて立ち止まっていた通行人に一礼をして、車は去っていった。
この女性はそれからタクシーを呼ぶときはこの男性を指名するようになったそうだ。
一瞬の気遣いがとても心に響いた。
すっ、と手を引かれる動作は小さい頃、両親に何度もされている行動で
その記憶は体の細胞が覚えていて、大きな安心感を生む。
この女性の痛くて苦しくて大変な大きな一歩が、この男性の一瞬の気遣いによってとても心地の良い一歩になった。
・・・うん。
文章を書いているだけで心地が良い。
最近お客さんから聞いた実際にあった話で、私の記憶に残っていたので書いてみました。
きっとこういった行動は世界中に溢れているんだろうと思う一方、大きな勘違いを生む事もある。
「気遣い」ではなく、「してあげている」という感覚。
さらに先を読むと「見返り」を意識するという感覚。
同じ「気」でも相手に伝わる「気」は全く別な物になる。
大きな飲食店、又は企業はこの「気遣い」をお金に換えて商品にする。
そしてされる側も「あたりまえ」の意識を生み、されない事による違和感さえ覚える。
する側もされる側も少しずつ歪んでしまい、本来、喜べる事も素直に喜べなくなってしまう。
・・・ほら。
今度は読んでると心地悪くなるでしょ?
やっぱりみんな「素直」になるってことなんですね。きっと。
心地の良いことを続けていけばその人が本当の意味で「豊か」になるのでしょう。
豊かさは伝染するので周りにいる人も豊かになります。
今、自分の周りに豊かさを持った人がいるならば、きっとあなたも豊かさを持った人なのでしょう。
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