夢からの気づき
「あ~ご飯こんなに余っちゃった~」
それは写真のような1ページ
ストーリーも無く会話も無い登場人物さえいない
たった1コマの映像が私に大きな気づきをもたらしてくれた。
その映像は
自分のお店の厨房
ご飯釜を開けているシーン
ご飯釜は2つあり、2つともご飯が入っている映像だった。
たったこれだけの夢を私は一日残像のように頭の片隅にちらついていた。
現実
その一日はお昼から多くのお客さんが来てくれて、夜になると炊いたご飯が少なくなっていた。
すぐに次の釜でご飯を炊く準備をした時
夢の映像が蘇る
「あ、もしかしてご飯余るかも・・・」
正夢ではないか?と考える
いったん躊躇する反面、思考は別のことを考え出す
「正夢じゃない。まだまだお客さんは来る!」
来る!と決めたら必ず来る。
思いは叶う
この法則を私は信じている
躊躇したのもつかの間
私はすぐにご飯を炊き出した。
「絶対来る。」
「絶対来る。」
強く念じながら夢で見た映像を思い出している自分。
あまりにもリンクしたこの光景に一つの違和感が浮かび上がる。
どうして?こんなにリンクする出来事が起こっているのか?
正夢だったとすれば、どんな感情になるのだろう。
「ほら、やっぱりね」
まるで、どちらになっても思い浮かぶ言葉
結局、気持ちは不安定のまま
強く念じたのは一瞬だけか?
・・・・
・・・・
まてよ?!?
何か見落としていないか?
はっ!と気がついたのはご飯が炊ける頃だった。
もう一度頭の映像を浮かび上がらせる。
2つの釜
2つともご飯が入っている映像
この前にもこの後にもストーリーは無く、思い出すのはこの1ページだけ
あ!!
思い込みだ!!
自分の思い込みが入っている!
ご飯は2つとも入っている映像
私はこの映像を見て
「あ~ご飯が余ってしまった」
と、思っていた。
そうじゃない!
「ご飯を炊いておいて助かった~」
と思ってもいいのか!
一つのご飯釜では足りなくて2つ目のご飯釜を開けている映像にも見えるのだ。
私は鳥肌がたった。
これが私の物の見方であり
物の見方を変えた瞬間でもあった
この事に気づいたとき
私は今までどういうものの見方をしてきたのか思い出したくなった
思い出そうとしても何を思い出せばいいのかわからない
すぐに頭は切り替わる
これから先が楽しみだ
一度気がついて理解したことは忘れるはずも無く
自分がこれからどういう物の見方をするのかを意識していくだろう
これが自分の進化だと確信した
この後、お客さんの流れは続き2つ目の釜のご飯をほとんど使い切った。