僕にとって、少し思い出がある場所でした。
東京に生まれたからなのですが、
中学生時代に100メートル走をやっていた僕は、
国立競技場で開かれる大会に出場するのが楽しみでした。
当時の中学生の場合、タイムレースといって、予選を一回だけやって、
とにかく一番タイムが早かった人から数えて8人が決勝戦に進めます。
3年生の夏。
僕は一度も決勝戦に進んだことがなかったので、予選に賭けていました。
圧倒的優勝候補の人がいて、その人と予選を走ったのですが、
もちろん、その人より速いタイムを出せるとは思っていませんでした。
なるべくその人に離されないように走って、8番以内のタイムを出すぞと…。
さあ、スタートしました。
割りとスタートは得意だったので、10メートルくらいは先頭です。
すぐに、圧倒的優勝候補に抜かれます。
ここまでは予想通り。
80メートル付近、後ろから物凄い鼻息が聞こえました。
ああ、もうこの人だけには抜かれても良いや…。
そして3着でゴール。
タイムを見に行くと…。
12秒2。
8番目のタイムは12秒1で、僕を抜いた人でした。
練習では12秒フラットを出したことがあったので、
かなりヘコんだのを憶えています。
前回の舞台では、本番に強いと言われ、
今回の舞台では本番に弱いと言われ…
どっちが本当の僕なんでしょうか?
ちなみに、圧倒的優勝候補の優勝タイムは、
11秒3。
でした。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
DVD発売中!
『バカとロミオとジュリエット(再)!』のDVDが絶賛発売中です!
予告編のご試聴、ご予約は こちら!
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■