テレビを観たり、
映画を観たり、
芝居を観たり、
本を読んだり、
誰かの歌を聴いたり、
芝居をしたり、
元々、子どもの頃泣き虫だったのですが、
大人になって
色んな経験をするうちに
心が強くなり
涙腺も強くなり
泣けなくなりました。
いや、泣かなくなったのかな？
それが、ここ数年よく泣きます。
いやぁ、よく泣く泣く。
この前、生命保険か何かのCMで泣きました。
俳優としては、
心が敏感でありたいのですが、
その為には多少心が弱くなければならないと思うのです。
と同時に俳優としては、
心が強くなければならないとも思うのです。
弱く、かつ、強くなければならない。
弱いと強いは両極にはなく
心のなかに同居していると思うのです。
稽古をすればするほど
生活をすればするほど
心は鍛えられ、強くなります。
そして
心は疲れて、弱くなります。
その弱い心を捕まえることができるのは
きっと鍛えられた強い心なのだろうと思うのです。
という訳でこれからも
弱くなります。
そして強くなります。
まっすぐに、まっすぐに。
線路のようにまっすぐに。
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