「大好きです」by高坂 | 劇団FREE SIZE ◆ OFFICIAL BLOG
一日一日と日を追う毎に、冬に近づいてきていますね。



ゾクっ、ブルっ


とする寒さに耐えられず


タンスの奥からババシャツ引っ張り出しました。



どうもこんばんは。


高坂ちかです。




改まった記事を書くのはあまり好きではなく、自己満日記になるのが嫌で


楽天的な、軽~い記事をいつも書いておりましたが



今日はちょっと方向性を変えて、思った事をありのまま表現して書こうと思います。




あ、長くなるかも。


最後まで読む方は覚悟して(笑)









「劇団」って、何?




たまに誰かに言われす。




お芝居する集団?



舞台をする集団?




劇団四季とか、宝塚歌劇団とか、あのへんも劇団とつきますね。



下北沢あたりの小劇場で舞台やってる団体も、劇団ですよね。






はてさて、劇団FREE SIZE。



最近では舞台という枠から飛び出し、映像を制作したり、パフォーマンスユニットを結成させLIVEをやったり。



とてもアクティブに活動しています。




もはや、FREE SIZEは劇団とは言わないのかも?


でも、何って表現したら良いのか、適切な言葉が見つからず、とりあえず劇団FREE SIZEという名称になっております。





私が劇団に入ったきっかけは、とにかく芝居の稽古をし、実力をつけたいと思っていたから。

そのためには劇団が手っ取り早いと思ったのです。


ワークショップでは学びきれない深いところまで学べそうだし、劇団の舞台公演もあるし。



という感じ。





純粋にお芝居だけ学べるとこ。




それぐらい軽く考えていました。




が、





入ってみたら驚きの連続。





稽古から、ダンスやるわ、筋トレやるわ



映像作るわ



裏方やるわ



何か色々雑用あるわ



いきなりWeb TVやるわ



番組構成もネタも全部自分達でやるわ



歌うたうわー




…と、上げだしたらきりが無いぐらい、芝居じゃない部分も沢山ありました。


始めは、芝居と全然関係無いのに、、何故?


と思う時もありました。





でも、FREE SIZEで色々な事を経験していくうちに何か分かったんです。





幅、引き出しが広がると共に、広い視野が持てる、アンテナが張れる。




ということ。



チームワークも学べました。




プロダクションに所属していたら、個人競技だから関係ないわ。


と思っていた私。




ばっか! んなこたぁーない!!




現場に入れば、プロダクション等関係無くチームワークが絶対必要になるという事が分かりました。









でも、そんな劇団、私をはたから見たら、色々な事に手を出して、何がやりたいのか定まらない人。




に見える場合もあるかもしれません。






が、違います。






これは役者という軸の元、色々な事にチャレンジする事により、役者として、人間としての枠を広げている作業だと私は思います。



色々な事を経験しなければ

役者としての重み、厚みが出ず、薄っぺらい上っ面の役者風な人になってしまうだけ。





どんなに演技力があっても、体力が無ければ長丁場の現場には参加できないし、舞台なんてもってのほか。


一日2ステージ、ロングラン公演出来る?


長台詞、一息で言える?



だからその為に体力作りで筋トレやるし、ダンスするし。




裏方作業するのだってそう。


何も知らずに現場が、ステージが用意されてただやるよりも




裏方を知るからこそ、照明、カメラ位置を把握した演技の効果的な見せ方が分かるし、スタッフさんの気持ちも分かる。




そして、自分達が表に出て行くために、誰か何かしてくれるのを待っているのではなく


自分達で創って世に出して行こうよ!


という攻める精神。




その他もろもろありますが、、。




それより何より、気持ちの良い素晴らしいメンバー達と様々な事にチャレンジできた事が、私にとっての一番の収穫だったと思います。



業界長いと、人間不信になったり、疑心暗鬼になったり、上っ面で、騙し騙され、作戦練って、どれだけずる賢く生きるかに力を注ぎがちになりますが




竹を割ったような性格のいよく主宰を始め、情熱的で真っ直ぐで、家族みたいに心を許せるメンバー。



そんなメンバー、FREE SIZEのお陰で

腐りかけてた私は、知らず知らずのうちに、人間的に成長していました。




ただの馴れ合い、内輪ノリでは決してなく




売れる為に全力で取り組んで、誰かつまづいたら出来るだけ皆で助け合おうよ!


駄目なとこは、お互いがフォローしあって、注意しあって



仲良くも、厳しく、シビアに、楽しく




もちつもたれつ。


ありのまま。



そんなFREE SIZEの人間臭い空気感がとても大好きです。




かっこ良い事ばっか言ってても、結局の所人間なんだもの。(大久保ターさんの名言でもあります)




役者は人間性。


芝居は全て自分が土台になるので、根性悪かったら駄目よ。



はっきり言って、悪い意味で私は根性悪かったです(笑)




でも、FREE SIZEで人間としての豊かさ、素直さ、沢山学ばせて頂きました。





色々な事やるからこそ見えた事がほんとに数えきれないぐらいあるので、ただ芝居の稽古だけやっていたら、きっと今の私はありません。




案の定長い記事になりましたが(笑)




今の私は、FREE SIZEのメンバーと、何でもチャレンジ勉強精神で、出来上がったと思うし、そんな自分を、FREE SIZEを誇りに思います!


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皆が皆、今後ずっと一緒に稽古する


仕事をするのは難しくなってくると思うけど、





私の心のマイホームはFREE SIZE !




FREE SIZE大好きです。


皆を引っ張っていきながら、いつも新たな企画を打ち出して行く主宰、優しく支えてくれるメンバーに、本当に感謝です。

有り難うございます。





そして、これからも宜しくです。






感謝の気持ちを忘れずに、前へ、前へ



全力で取り組みます。