何もしないこと中村利裕です。今、僕がしたいこと。それは、『何もしないこと』であります。芝居とは存在すること。板の上、テレビ画面の中、スクリーンの中に存在すること。これに尽きると僕は思うのです。変に余計なお芝居をしようとせず、ただそこにいるということ。それは空のように。そこにいるというより、そこにあると言った感じで。自然に存在できる日が1日でも早く来るように、今は稽古あるのみです。