今、この時、この瞬間を… | 劇団FREE SIZE ◆ OFFICIAL BLOG
橋倉靖彦
たいてい、男子なら経験あると思いますが、子供の頃、庭とか公園とかでアマガエルを捕まえて、そのカエルに何の恨みも無いのに遊び半分で無理矢理口を開けてストローを突っ込み息を吹き込んでカエルのお腹を風船の様に膨らまして破裂させ死なせてしまったり、飼ってたメダカにエサをやるのを何日も忘れて死なせてしまったり、部屋に出たゴキブリやハエ、蚊等を新聞紙や手のひらで潰して死なせてしまったり…ってことあると思います。そういった、人間に比べれば小さな昆虫類や虫達は、その虫達に何の恨みも無い子供達に、そして何の悪気も無いその子供達のその時のそのたまたまの気分によって命を終わらせてしまってます。
ここ最近、テレビをつければニュースで世界中のいろんな出来事や事件が流れています。世界中でたくさんの人達が、それに巻き込まれて被害者となっています。相手が同じ人間なら怒りや悲しみをぶつけられるのですが、相手が自然界だと、そうもいきません。台風、津波、火山の噴火、地震等…。
でも事実として、それが原因で尊い命が消されてしまっています。生きていた時、すごく人に対して思いやりのあった人も、逆に極悪人だった人も、一瞬にして命を落としています。それを直視した時、僕はある劇作家の書いたセリフが頭をよぎりました。このセリフです。「…それを見て、人間とは虫けらよと思った。神々の手にある人間は腕白どもの手にある虫だ、気まぐれゆえに殺されるのだ。」それ故、僕はこう思うのです。命ある、今、この時、この瞬間を全力で生き抜かねばと…。
今現在の自分に置かれた状況に対しての不満や、将来や未来に対しての不安や恐れ、人に認められたい、好かれたい、嫌われたくない、良い人でありたい、お金持ちになりたい、なんでこの自分の実力を皆はわかってくれないんだ…などなど…、そんなこと考えてるのは意味が無い。そんな不安に襲われてるのは時間の無駄だ。一生に一度しかないこの今日という日を思いっきり生きよう と、今思っています。ちなみに、先程のセリフを書いた人は、500年前に生きていた劇作家シェイクスピアが『リア王』という芝居の第四幕第一場で書いています。そして、現代のシェイクスピアが自宅のアパートにて「もっと安い豚肉を買ってこいよ~!」などと演助のクリストファー・マーロウこと沢村氏に言ってる写真を載っけときます


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