気になる経済のお話です!

<景気悪化だというのに…>
 にわかには信じ難いが、高級品がバカ売れしているという。大丸と松坂屋を傘下に置くJ・フロントリテイリングは5月以降、宝飾品が比較的堅調。三越伊勢丹HDや高島屋も、消費低迷の影響で主力の衣料品は振るわなかったが、高級品の動きはいい。「100万円以上もするロレックスやフランク・ミュラー、高級グラスのバカラが飛ぶように売れている」(大手百貨店関係者)という。
 西武渋谷店は、ダイヤモンドや金を使ったネックレスをはじめ宝飾品や高級腕時計の売れ行きが6月、7月、8月と3カ月連続で前年比120%だった。あまりの好調さに同店は初の試みとなる「ワールドウォッチフェア」を21日から開催する(23日まで)。
 それにしても、なぜ高額品が売れているのか。流通業に詳しい鈴木孝之プリモリサーチジャパン代表が言う。
「株高になると高級品が売れる傾向はありました。でも今は株価低迷中です。その流れからいえば高額品が売れる要素は見当たりません。考えられるのは、円高により輸入価格が下がった高級品を富裕層が購入していることです」
 そればかりではない。百貨店関係者が打ち明ける。
「現場の感覚からすると、金(ゴールド)と似たような買い方をしているように映ります。腕時計や宝飾品は価値が目減りしにくい。株価は低迷しているし、ギリシャ危機で世界経済の行方は不透明です。安心して投資できる金融商品が見当たらず、安全資産として宝飾品を買っているのかもしれません」
 放射能リスクや増税を嫌って海外移住を決め込む富裕層が増加しているが、中には「キャッシュは海外への持ち出しが厳しいけど、ダイヤのネックレスだったらたやすい」というツワモノがいるらしい。
 一方、中間層の生活は厳しくなるばかりだ。第一生命経済研究所主席エコノミストの永浜利広氏が指摘する。
「中産階級の貧困化とインフレが重なる『スクリューフレーション』が深刻化しつつあります。食糧やエネルギー価格の上昇の影響です」
 富裕層はスクリューフレーションとはほぼ無縁だ。生活レベルの二極化がさらに進むことになりそうだ。
(日刊ゲンダイ2011年10月12日掲載)


http://news.livedoor.com/article/detail/5939356/
※この記事の著作権は配信元に帰属します

BUYMAでおまかせ在庫0販売

ソニーエリクソン、2012年以降はスマートフォン専業メーカーに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111015-00000005-mycomj-mobi