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8月16日、ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで下落。独仏首脳会議で示された提案がユーロ圏の信頼回復には結びつかなかった。チューリヒで8日撮影(2011年 ロイター/Christian Hartmann) [ニューヨーク 16日 ロイター] 16日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで下落。独仏首脳会議で示された提案は、ユーロ圏の信頼回復には結びつかなかった。
 サルコジ仏大統領とメルケル独首相はこの日の会談で、金融取引税に関する提案を9月に欧州連合(EU)レベルで行うほか、経済面での共同統治の強化を求めていくことで合意した。しかし、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の規模拡大やユーロ圏共通債券発行に関する提案はなされなかった。
 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替戦略グローバル主任、マーク・チャンドラー氏は、フランスの問題やEFSFがいまだ債券購入に向けた十分な資金を有していないという事実、ユーロ圏成長を再活性化させる方策といった問題への取り組みが示されなかったことが、失望感を誘ったと指摘。「首脳会議が情勢を一変させるような手がかりになるようにはみえない」とし、「首脳会議に対する市場参加者の期待度はさほど高くなかったため、結果は明らかに低い期待に沿う格好となった」と述べた。
 ユーロ/ドルは0.3%安の1.4402ドル。
 一部の市場参加者からは、独仏首脳による提案は前向きなトーンを示したとの声も聞かれた。
 ファロス・トレーディングのマネジング・ディレクター、ダグラス・ボースウィック氏は「パイを焼くには、まず素材を集めなければならない。フランスとドイツは会談を通じ、まさにそれを行った格好だ」とし、「市場は首脳らの発言に沸き立っていないかもしれないが、われわれは好材料とみなしている。欧州が財政統合に向かっていると確信させられた」と述べた。
 格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の「AAA」格付けを確認し、格付け見通しを「安定的」としたことを受けリスク選好度が高まり、ユーロは一時上昇した。しかし、ユーロ圏およびドイツの指標がさえない内容となったことに圧迫された。 
 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が大胆なスイスフラン高対策を講じるとの観測を背景に、スイスフランはここ数営業日、対ドルとユーロで下落している。
 この日もドル/スイスフランは1.1%高の0.7928スイスフラン、ユーロ/スイスフランは0.9%高の1.1424スイスフランとなった。
 一部では、スイス政府がスイスフランに関する協議を行う17日にも、何らかの措置が講じられる可能性があるとの見方が出ている。
 そうしたなか、コモンウエルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマー・エジナー氏は「スイス中銀によるスイスフラン高抑制に向けた取り組みにも関わらず、ユーロ圏債務危機をめぐる不透明性が高まるなか、逃避先としてのスイスフランの投資妙味が再び高まる公算が大きい」と述べた。
 ドル/円は0.1%安の76.72円。4日に実施された為替介入前の水準付近にあるほか、3月につけた過去最安値の76.25円に迫っている。
 フィッチによる米格付け確認直後は、ドル/円は上昇していた。

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ユーロ下落、独仏首脳会議に失望感広がる=NY市場
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