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7月6日、ニューヨーク外国為替市場では、中国の追加利上げで経済懸念が強まる中、ユーロが対ドルで続落。ワルシャワで1月撮影(2011年 ロイター/Kacper Pempel) [ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで続落。中国人民銀行(中央銀行)が今年3度目の利上げに踏み切り、世界経済への懸念が強まった。
 中国人民銀行はこの日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、景気に緩やかな減速傾向が見られる中で、インフレ抑制が最優先課題であることを明確にした。
 歴史的な拡大を遂げる中国経済は、世界経済の回復をけん引する中心的役割を果たしており、追加利上げで同国経済の持続性を懸念する見方が強まった、とアナリストは指摘した。
 中国の追加利上げを伝えるニュースで、投資家は、株式や商品(コモディティ)、経済成長との関連性が強い通貨に対するエクスポージャーを縮小した。
 コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席マーケット・アナリスト、オメール・エシナー氏は「高利回り通貨、新興国関連資産、コモディティのロングポジションがさらに巻き戻され、このことがドルを支援している」と話した。
 前日ムーディーズ・インベスターズ・サービスがポルトガルの格付けを投機的等級に引き下げ、ソブリン危機の波及をめぐる懸念が強まったことから、ユーロはすでに軟調となっていた。この日の中国の追加利上げはユーロの地合いを一段と弱める結果となった。
 終盤、ユーロ/ドルは0.8%安の1.4311ドルと、6月28日以来の安値をつけた。
 ドル/円は0.2%下落し80.89円。6月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数(NMI)が前月から低下し、市場予想をわずかに下回ったことがドルを圧迫した。
 リスク回避志向を背景に、ユーロは対スイスフランで1%下落し、1.2012スイスフランとなった。
 ポルトガル、スペイン、イタリア国債の独連邦債に対する利回り格差の拡大を受けて、投資家はユーロを売る動きに出た。
 資金調達をめぐる懸念が深まるなか、ポルトガル国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は157ベーシスポイント(bp)拡大し925bpと、過去最高水準に達した。
 7日の欧州中央銀行(ECB)理事会での利上げ観測が、ユーロの下値を支えた。
 投資家は、ECBの引き締めペースに関する手がかりを得ようと、理事会後のトリシェ総裁会見に注目している。
 スコシア・キャピタルの首席通貨ストラテジスト、カミーラ・サットン氏は、トリシェ総裁会見では「強い警戒(strong vigilance)」という文言は聞かれないとの見方を示した。ただ「総裁は、引き続き欧州にインフレ圧力があるとの認識を示し、穏やかなタカ派的見解を維持するとみられる」と指摘。総裁のインフレ発言はユーロの好材料になると思われるが、ソブリン債問題が引き続き、短期的に相場を左右する主な要因となる公算が大きいと、語った。



http://news.livedoor.com/article/detail/5690145/
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中国が地方政府の債務問題に対処へ、経済へのリスク回避
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000735-reu-bus_all