いつもありがとうございます。

さて本日は、白鳥哲・はせくらみゆき著「魂の約束」より、ご紹介します。

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つい最近、本気の怒りを感じた体験がありました。

ある施設の送迎バスに乗った時、私がたまたまマスクをあごまで下げていたのです。

すると、運転手さんが私に「マスクをしてください」と

少し怒ったような口調で言いました。

私は、「すいません」と謝ってマスクを上げたのですが、

鼻が完全に隠れていなかったようなのです。

運転手さんは、声を荒げて、

「マスクをしろって言っているだろう!」と怒号を上げました。

私は「はい」と答えて、マスクで鼻を完全に覆ったのですが、

体内に血が沸いてきて肉が踊るのを感じました。

体が小刻みに震えるのがわかったほどです。

「血沸き肉踊る」とは、喜びによく使われる表現ですが、

怒りを覚えた時にも、こんな感覚になることがわかりました。

運転手さんの態度が、私にとってはものすごく理不尽に感じられて

煮えたぎるような強い怒りが自分の中に、沸き起こってきたわけです。

 

そんな怒りは初めて経験したので、自分にもこんな反応が起きるのか

とちょっと驚いて、そのことに感謝をしてみました。

反応するということ自体、生きているうちしか体験できないのですから

どんな反応があったとしても、感謝に値すると思うのですね。

 

私はいろんな機会に「マスクはやめましょう」と言っていました。

一般的なマスクに感染予防効果はない、感染者自身がマスクをしていても

同居の家族の感染率は変わらないという研究結果が出ていること聞いていたからです。

けれども、それはマスクは感染予防の効果絶大であると信じていて、

着用しないと命が危ないとまで思っている人からすると、非常に傷つきます。

そんな人たちに「そんな無意味なことをするな」と言っていたわけですから。

 

自分が正しいというエネルギーは、運転手さんの怒りと同質のもので、

その怒りを招いたのは自分が蒔いた種でした。

これからは、もうそういう表現はやめよう。運転手さんに感謝しよう。

と思って素直に感謝ができました。

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白鳥さんのこの感覚は素晴らしいなぁと思います。

煮えたぎるような強い怒りが自分の中に、あることを認めて、

そして、一度抱きしめて、反応したことに感謝しています。

なかなかできることではありません。

 

そして、たどっていくと、

運転手さんのマスクが命を救うと思っているエネルギーと

自分が、マスクなんて意味がないやめよう!というエネルギーと

が、同質のものであると気づいたことが素晴らしいですね。

 

相手の考え方も認めて、自分の考え方も認めて、

みんなが幸せになる道があると考えて、

行動を変えるところにシビれました。

私もこんな風に、相手の考え方も自分の考え方も、大切にしながら

気づかせてくれた相手に感謝しながら、生きていける人生にします。

 

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