いつもありがとうございます。さて本日は、
小林正観著、「ただしい人から、たのしい人へ」より、ご紹介します。………………………………………………………………………………………………………………
仙桂和尚は30年間、来る日も来る日も野菜を作り続け、
それを村人たちに配って歩いたそうです。
だだ、それだけをやり続けた僧侶でした。
のちに、仙桂和尚のこと書いた記述の中で、「この仙桂和尚こそ、
真の道者である」と良寛さんは書き記しています。
ただ、「自分は仙桂和尚とともに過ごしている時に、この人の凄さ、
深さはわからなかった。未熟だった」ということも言っているのです。
良寛さんの目に映った仙桂和尚とは、「実践の人」であった
ということにほかなりません。ただただ実践の日々であった。
穏やかな人柄で、自分が人の上に立って何か立派なことを言うのではなく、
へりくだって、行として野菜を作り続けている人でした。
否、行として、ということさえも自覚はしていなかったかもしれません。
自分の生き様は、ただひたすら野菜を作り続けることであり、
それを村人たちに喜んで食べてもらうことである、
というふうに思い定めていたとしか思えないのです。
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仙桂和尚の生き方にシビれますね。
良寛和尚は、一緒にいるときは、仙桂和尚のすごさがわからなかった。
と言っていますが、それほどまでに、謙虚に、別段威張るわけでもなく
特別なことをするわけでもなく、一体何をしているの?と言われながらも、
ただ、淡々と、喜んでもらうために
実践し続けたというところが、素晴らしいですね。
私も以前は、人と違う凄いこと、立派なことをしないといけない!
と思っていた時期もありますが、そうではなくて、ただ謙虚に、
日々自分の信じる道を実践していけばいいのだなあと勇気をもらえました。
これからの人生も、自分自身めいっぱい楽しみながら、
ただひたすら、自分の道を実践、積み重ねてまいります。
そして、振り返った時に、喜んでいただける道になっていたら、最高ですね。
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