台風が近づいていて、私の住んでいる辺りも昼間からずっと雨である。
だが先ほどまで私は、毎度のうれしい悩みに当たり、それがようやく終わって準備が完了したところ。
明日からモロッコ行きなのである。
1週間以内の短い旅だから、ほんのトンボ帰りみたいなものだが、しかしモロッコとなると初めてだし、何より私の大好きなパリ経由だし、久しぶりのアフリカ大陸でもある。もちろんカメラを手にしない理由はないので、さっきまでその悩みと準備に明け暮れていた。

熟慮せずともすぐに決まったのはメインのカメラで、それは私の一番機であるライカM2のブラックペイント+ライカビットMPのブラックペイント。となるとレンズも焦点距離は一番大好きな35㎜、数ある35㎜のライカMマウントレンズから、ボディがそれならレンズは35㎜のノクトンf1.4。かつてのライカの名レンズ、ズミクロン35㎜の8枚玉を外観も対称型レンズ構成もなぞった現代の名レンズで、いつ使ってもハズレのない実用性最高のレンズ。それに広角が欲しいから、これまた最近定番の組み合わせの20㎜ルサールのメガネ付き。これで20㎜ファインダーを別に持たなくていいし、このレンズも写りは素晴らしい。
さっき自分のカメラ棚を眺めていたら、今月初めにマレーシア~シンガポールへ行ったときに帯同した、ライカM4-2オリーブペイントに35㎜ズミクロンのメガネを付けたものが気になって、こちらも持って行くことにした。いざとなればカラーフィルム対応にもできるし、ボディをもう1台持てば、レンズをもう1本持って行くことができる。

これでボディが2台となったので、フィルムもモノクロとカラーと両方持つことにする。冷蔵庫を開けると、ずっと前に買って使ってなかった、PRESTO400。2014年2月28日に生産終了が伝えられて買っておいた、最後の3本。もちろん見かけ上の「賞味期限」は切れているが、経験的には冷暗所にあるならば5年でもフィルムに問題が起こったことはないので、大丈夫だと思う。もちろんそれ以外にも私の愛用のACROS100を今回は6本持った。これでバシバシいっても「玉切れ」にはならないだろう。カラーフィルムはこのところ成田空港で毎回補充していく、富士フィルムの「業務用カラー」。ISO100が私の好みだ。
これらをこれまた最近手に入れた、thinkTANKphotoのバッグに入れる。私がカメラバックとして必要だと思う要件を全て満たしているこの鞄は、長いこと次期メインのカメラバッグを探していてようやく見つけたもので、先日のマレーシア/シンガポール行きがデビュー戦だったが、期待とおりの名相棒ぶりを発揮してくれた!
今回のモロッコはパリ経由でカサブランカに入るのだが、フライトの乗り継ぎの関係で行きも帰りも、パリの街に立ち寄れそうにないのが残念なところだが、まぁ致し方ない。もしもこの行先がパリだったら、ボディはM2を2台(黒と白)、レンズは35㎜を数本(ノクトンのf1.2とf1.4、ズミクロンの8枚玉に、35㎜で一番愛用のズマロンf2.8)に21㎜スーパーアンギュロンf3.4と今回帯同の20㎜ルサール。ここまでがモノクロ仕様で、カラーはライカのR3かR9、もしくはキャノンF-1かニコンのF。ここまで持ってパリに行けたら最高そうだ。10年ほど前にはそんな感じの装備でパリに行っていた。またいつか行こう。必ず行こう。
ということで明日は無事フライトが飛んでくれることを祈りつつ、今晩は来たる「初モロッコ」とライカに期待を馳せ、眠ることとしよう。明日は長い1日になりそうだから。