さて、喜多院・成田山と来たここからは川越の街並みを散歩したものから紹介する。
ここからしばらくは、ライカM2+35㎜Noktonf1.2、それにフィルムはAcros100。やはり私的にはライカM2に35㎜レンズ、というのが一番しっくりくるスナップの組み合わせである。今日は35㎜の中でも最近出番の少なかったノクトン35㎜f1.2(第一世代のシルバー鏡胴限定品)。大変素晴らしい光学性能の持ち主だが、やや重いのが難点と言えば難点。ただしこの日は大して気にならなかったし、現代のデジタル一眼とか古の一眼レフのでかいレンズを付けていることを思えば、重いというのもライカM型やレンジファインダーカメラとしては、という程度である。
まず現れたのは、川越の老舗芋菓子店の「芋十」。何せ「天皇皇后様献上銘菓」といきなり現れるので驚く。明治19年創業で、ここの「芋十せんべい」というのが有名らしいが、この日は何せ行ったことのない川越、一度は全体感をつかまないと、と焦っていたのでまた次回のお楽しみにとっておこう。
つづいて風情ある鰻やの前にて。このとおり閉まっているのだが、カメラを構えた自分がうっすらと写りこんでいる。考えたら私が子供のころにはまだ見たような日本式の木造家屋というのはさすがに平成になって四半世紀も過ぎると少なくなったものだ。
こちらは現在も営業中の金物店。これを見て思い出したのが子供時代に住んでいた近所にあった自転車店だ。そこには「1回10円」と書かれた箱と空気入れがおいてあり、しかしなぜか私たち子供が通りかかると、そこの店主に怒られたような悪い思い出がある。特にいたずらした記憶もないのだが・・・私が幼稚園児だった昭和40年代の話。
これも今となっては懐かしい通称「丸型ポスト」。最近では四角いものばかりになってしまったので、まだこうして現役で使われている丸型ポストを見つけると、思わずシャッターを切らずにはおれない。
こちらは酒屋のようであるが、こわれせん、とか、ふくれせん、という表記も見られる。川越にはKOEDO(小江戸)という名の地ビールもあるようであったし、ここのように冷やの地酒などもあるようだから、せんべいでもツマミに地元のお酒を飲み歩くのも楽しいだろう。残念ながら自分のクルマで来た一人旅ではそういうわけにもいかないので、この日は気分だけで我慢。