昨年、2014年のちょうど今頃、正確には7月8日から10月の始めまで私は仕事で台湾は高雄に住んでいた。
無論カメラ持参で行ったのは言うまでもなく、その組み合わせ、ライカM2にライカビットMP、レンズは35㎜ノクトンf1.4に20㎜ルサールf5.6眼鏡付き、そしてフィルムは台湾で手に入ったInford Pan100を常用した。この台湾の撮影分からは既に2014年の書庫でいくつか紹介したのだが、まだまだ紹介してない分が多々あり、常々私の中では宿題になっていた。なので、また今日からボチボチ紹介していこうと思う。

昨年の7月に高雄港へいったときの撮影分から。
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今久しぶりに台湾撮影分を見返してみると、スキャンデータの粗さが目立つ。これがILFORD PANというフィルムのせいなのか、それとも台湾の写真屋のスキャンのせいなのか、は分からない。この日、朝私はホテルから地下鉄に乗って、「西子湾」(シーツーワン)という駅で降りた。これが西子湾の駅を出たところで、正面がかつての高雄港駅である。この写真はもちろん20㎜広角の絵。
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この写真では分かりにくいが、手前のゲートには「高雄港站」(站、は駅の意味)1909-2005とあるから今は閉鎖されて公園になっているこの場所、高雄港駅は2005年までは営業していたことになる。2005年と言えば前回私が3年間台湾に住んでいた時代の最後の年に当たる。正面に見える屋根が高雄港駅のプラットフォームだが、その前にある「アメリカナイズ」なバスは、かつての「國光」の長距離バス。國光は今も存在する国営系のバス会社で、このアメリカナイズな長距離バスには私もかつて乗ったことがある(台中-台北)。
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今は公園であるから、このようにかつての線路内へ入ることができる。右手の奥が先ほど紹介したプラットフォームで、かつての機関車や車両がこのようにそのまま保存されて置かれている。
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こちらはCT259。とは言っても私は蒸気機関車に詳しいわけではないので調べてみると・・・以下のとおり。

日本国鉄のC55形と同形機関車で、台湾鉄路管理局が所有していた9両の中の最後の車両です。
日本国内では蒸気機関車は1976年に全てが引退しました。しかしながら台湾では1982年(S57年)まで旅客用機関車として走りつづけました。C型テンダ機関CT250型のCT259号は、1938年に台湾総督府鉄道が導入した日本の鉄道省のC55型。台湾に9両導入された内のラストナンバーで三菱重工製。かつては、西部幹線の急行列車を牽引したのだとか。テンダの台車がC55の鋳鋼製から、日本ではC57の2次型、3次型、台湾のCT270型が履いている軸バネ形板台枠台車に替わっています。いつかの時点で、振り替えられたのでしょうか。煙室扉の取っ手が無くなっているのが残念。
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こちらはDT609、とある。再び調べてみると

D型テンダ機関車DT580型のDT609号は、1929年に台湾総督府鉄道が導入した日本の鉄道省の9600型。台湾に39両導入された内の1両で汽車会社製。

ということで次回の記事も引き続き、高雄港からの撮影分を紹介する。