2023年、冬
離島、孤島、海外と言われる
日本とは思えないこの地で1919誠二はストリートナンパをしていた。
第一章
うぉずまんとの再会
1919誠二
彼が主人公の1919誠二である。彼は1919会トップであり、エース。このナンパ界隈に激震と話題性を持ち込んで海外にナンパを浸透させた張本人である。
彼の影響力はすさまじく、もちろんナンパの腕もプロである。
現在、日本には最強の腕を持つナンパ師が7人いると言われているのがそのうちの一人である。
「ふー今日はなんだか風が騒がしいな。こんな日はいつもの20%くらいの声かけで即れるんだよな」
そう、彼はナンパのプロでありながらどのくらいの手を抜いて即れるか自分自身でゲームをしているくらい
余裕なのだ。
ナンパのプロとは数声かけで簡単に女の子と和むことができ、そこからラインや店を連れ出したり
弾丸即といった一般人からすると魔法のようなことが息をするかのごとく簡単にできてしまう
最強の哺乳類、令和時点での頂点に君臨する男たちのことである。
彼はその一人である
ナンパのプロとはから引用
彼は前日からこの1919忘年会の開催地にきていた。そして、19時ころにこんなツイートをした
彼からすると簡単に即れてしまっておもしろくない。だから合流して楽しく地蔵トークがしたかったのに
皆必死にナンパしてしまうから一人孤独感を感じていた。
しかし、しばらくしてうぉずまんさんが戻ってきて一緒にコンビをすることに
うぉずまん
1919会のお笑いネタ引き出し最強トーク力化物ナンパ師
彼は飲みも楽しめてナンパもプロのオールラウンダーである
しかし、現在彼はロサンゼルスに在住しており、そこで本場のナンパを教えてもらっているようだ
今日は1919忘年会ということで飛行機で20時間かけて来たらしい。
誠二「あれ、行きましょ」
うぉずまん「OK」
うぉずまん「ねえねえ、お姉さん・・・」
(うぉずまんすげーな、ストイックだ。普段はお酒だけ飲んでるただの泥酔勢かと思っていたけど、間近で見るとすげえな)
(女の反応もいい、最初の掴みはほぼ100%OK。それにその後のトークもうぉずに引き寄せられるかのような吸引力・・・
フフッ 俺も久しぶりにやる気でてきたぜ!19ぜ!)
俺らはうぉずまんのプロトークによって女たちをバーに連れ出すことに成功した
バー店内にて
しばらくすると、やつらが乱入してきた
そう、アモッグ(AMOG)である
アモッグ(AMOG)とは
ナンパで捕まえた女を横取りする行為であり
最悪で卑劣な行為である
する理由はいくつかあるが、だいたいの場合は
冷やかしか羨ましいか、頭がイッてるかのどれかだ
ナンパ用語アモッグから引用
うぉずまん(なんや、こいつら、、、ただの冷やかしか。せっかく日本に帰ってきたいうとるのに最悪やわ。
ロサンゼルスとかならこんな輩ぎょうさんおったけど、まさか日本でもまだこんな奴らおるとはな)
誠二「おい、お前俺の女になに声かけよんな」
アモッグ「え?あ、いや、、、すいません」
うぉずまん(す、すげー。正直日本じゃ珍しいから絶対ひるむと思ってたわ。やっぱりあの伝説の7人のナンパ師の噂は本物だ。俺、一生会長についていきます!)
誠二「あーやめだやめ。なんか調子狂ったな。俺、ホテル戻って寝るわ。あ、うぉずじい好きな子選んで即ってていいよ。なんかイライラしたし、俺は明日に備えて寝るわ」
うぉずまん「え?ちょ、おい、せーーーーーーいじ!!!!」
誠二はそのままバーから出て行ってしまった
うぉずまん(全く、あいつは昔から変わってねーな。ま、いつもの誠二でよかったぜ。俺がロサンゼルスに行って、風の噂ではもう、1919会の会長を辞めるとか聞いたけど、まだまだ健在だな)
そっと笑みを浮かべたうぉずまんと誠二は次の日の1919忘年会のために早めにホテルに戻って寝たのだった。
頭痛い・・・
ここどこ?・・・
塩松のビジホか・・・
「今日がいよいよ1年に1度の大イベント、1919忘年会か・・・」
第二章
1919忘年会開幕
忘年会は楽しく終わった
第三章
1919誠二の本気
忘年会が終わって、みんなは街に放たれた
- スト
- 泥酔
- 地蔵トーク
- オフパコ
- ネトナン
- 帰宅就寝
「昨日は変な邪魔が入ったせいで俺のモチベが低下したから今日こそは少しばかり本気でするか・・・
といっても、俺が簡単に優勝しても仕方ないから即報をいくつか聞いてからギアいれるか」
誠二はそんなことを思いながら街を歩いていると
一人でお酒を片手に歩いているじゆうじんにあった
ただのスト低
(あ、今日忘年会で司会してたショボ腕のじゆうじんか。ソロでまともに即ってもないただのエンジョイ勢。なんでこんなやつが1919会にいるんだろうか。全く、1919会もずいぶんと舐められたものだな。
仕方ねぇ俺が少しだけ本気出して1連れくらいしてやったらこいつも少しはやる気出るか)
誠二「やあ、じゆうじん君」
じゆうじん「あ、誠二さん!みんなとはぐれちゃって、どこいらにいますか?」
誠二(はぐれた?どこにいる?なんでこいつは一人でストをしようとしないんだよ。だから雑魚のままなんだよ)
誠二「いや?わかんよ。それより、一緒にコンビしよう!」
じゆうじん「わかりました!設定は・・・」
誠二「いらんいらん、そんなん適当でいいんよ!」
誠二(設定とかそんなん根本的なことを考える暇あったらまずは声かけろ)
すると、ちょうど良い若そうな二人組が歩いてきた
ササッ
誠二(ほー初速は一応早いね。だてに1919会におらんってことか。まあ、じゆうじん君の腕前どんなもんか軽く見せてもらおうか)
じゆうじん「おつかれー!やっぱり鬼ごろしが一番きくよな?やっぱりー」
誠二(????????え?????
え???なにそのオープン?
ん、てかオープナー?かそれ
どゆこと?いや、ナンパ無関係だとしてもそれは意味わからん
しかも、お前が持ってる鬼ごろしできくよな?っていきなり言われてもオープンするわけ・・・)
じゆうじん「いや、さっきまで飲み会があったからノリで話かけちゃって、今からどこいくん?」
誠二(なんや、オープンはほんまにただの飾りっちゅうわけでなんでもええんか。こいつ、オープンは捨てて、二言目の質問に全振りしよった。もうちょいで俺もこいつすぐに放流しそうになってたわ。危ない)
女「ラーメン食いにいきます。なんですか、ホストですか?」
じゆうじん「いや、普通の人」
そして、じゆうじんは俺のほうに視線を向けてこう言った
じゆうじん「ホストと思われてたらしい」
誠二(ほー、なるほどね。そういうトークパスか。とりあえず、自分だけではホストじゃないと証明できないから、この伝説のナンパ師の俺に投げたわけか)
女「めっちゃホストっぽい」
誠二「死ぬほど誘われたけど、せーへん」
誠二(どや、この返しだけでえーねん。変に言い訳すると余計にうさんくさくなる。てかまだ俺やる気でてねーわ。こいつら二人も本気出せば簡単に連れ出せるんやろうけどな。俺まだ本気度10%や。じゆうじんのトーク次第では俺もやる気あげたってもええけどな。)
じゆうじん「わざわざ仕事でここにきたんよ!」
誠二(わざわざは余計や。てか、あかん。こいつのトークで即はおろか連れ出すことすらできんわ。でもこんなんでも本気で連れ出したいのは伝わったから少しジャブでも打ってみるか)
誠二「一件、むちゃくちゃ美味しいビール出すお店があるんよ。ビール苦手?」
女「車です。運転するので」
誠二「二人とも?」
女二人はうなづく
誠二「なにしにきてんだよー(笑)」
じゆうじん「ハッハッハッハッハ」
誠二(あかん、これ俺がほんまに本気出さな連れ出せん。仕方ない出すか本気度40%)
じゆうじん「てか、そういえば○○に似てると思わん?」
誠二(え?ここで俺が似てる人の話題?どゆこと?
やばい、じゆうじんが暴走しすぎて即までの導線が全くひけない。本気度70%出したるわ)
女「え?てか、それより○○のほうが似てる!」
女2「わかる!!」
じゆうじん「え、めっちゃ褒められてる!やば!」
誠二(いやいや、なにじゆうじんも関心してるねん。そんなんどうでもええから早く連れ出しへの導線トークせな、ただのお笑いネタトークだけで放流されるって。でも、まあちょうどええわ。この俺のスト値だけで持っていってしまうのは申し訳ないが、顔も実力のうちやわ。今日はこいつらのセックスの相手で朝まで俺が寝たくても寝れないパターンかこれは)
じゆうじん「え、二人ともファンなん?」
女&女2「ファンじゃない」
誠二(・・・・・)
誠二「わかった、じゃあ気を付けてね」
女&女2「はい、楽しんでください~」
「フフッこんな日もあるのか、まあいい。
今日は風が静かだ。まるで街が俺を拒んでいるかのような・・・」
―1919誠二は即れない―完