眠れない…、眠れない…、いや眠りたくない…のだろう。。。
私とチャ太郎に残された時間は、あと僅か…。
できる限り、チャ太郎の姿を眺めていたい。
あまりに細く、骨と皮だけになったしまった体、
そして人相まで変わってしまった顔だが、
いつまでも眺めていたい…。純粋にそう想う。。。
今夜、私と母はチャ太郎の幻影ばかりを追っている。
チャ太郎が全ての部屋を行き来きできる様に全ての扉は、
いつも通り少しづつ開けてある…。もう必要ないのに…だ。
時折、幻聴でチャ太郎の鳴き声が聞こえる…、
そんなハズがないのに…だ。
チャ太郎の姿を見る度に次の動きやモーションが見える…、
動くハズがないのに…である。
嗚呼…、体中の水分を出し尽くす程に泣きじゃくり、
感情のままに生きれれば、どんなに楽だろうか…。
でも、私は彼の前では最強のお父さん、
泣く事は許されない。
そして悲しむ事も許されない。
それが良いとか、悪いとかではなく、
私がそうしたいからだ。
だから、頑張る!耐え抜いてみせる!
私はお前の前では最強のお父さんで居たいのだから。。。
強かったお前に様に、お父さんも強く成るからね…。
そう心に決めながら、何度も…、何十回も涙をこらええてきた。
お父さんはもう少し、もう少しで強く成れるハズ!
お前にふさわしいお父さんに成れるハズだからね。
だから、その時まで、もう少し待っててね…。
あと…、もう少しだけ…でイイから…さ。。。
もう少し…、もう少し…、もう少し…。
もう…少し…だょ…、チャ太郎…。。。