CL
今週は重すぎる宿題と、ついに始まる中間試験対策に追われているなか、さらに仕事もピッチが上がってきて、かなりツライ一週間。気がつくと、授業中意識が飛んでいる。
しかも、こういうときに限ってなぜか現実逃避したくなる。最近はほとんどテレビを見ない生活になってしまっているが、ふと新聞のテレビ欄を見ると、あと1時間でチャンピオンズリーグの決勝が始まる。明日提出の宿題を見切って現実逃避か。
サッカー、というかスポーツはリアルタイムで見ないとテンション上がらないし、2年前の戦いが今もなお記憶に新しいミランvsリバプールという好カードのチャンピオンズリーグの決勝に2時間割く人生と、9割のストレスと引き換えに1割の達成感しか得られない宿題に2時間割く人生、どっちがシアワセかなんて愚問すぎる。
第三の選択肢は寝ることだが、何気にこれが一番シアワセかも。
開東閣
今日は、父親が岩崎家の邸宅だった開東閣での藤を見る会の入場券を入手したので、自分のキャラとはかなり異なるが藤棚鑑賞。三菱グループ役員関係者限りということで、やや格調高めで品のいい雰囲気。明治時代に建てられた洋館やその前面に広がる芝生の庭、茶室、そして見事過ぎる藤棚と都心の一等地でここまで贅沢に作りこんでいるあたりはさすが岩崎家という感じ。来ている人達も、某銀行の頭取らしき人や、アナタどう見てもお金持ちでしょ?というハイソ風な人たちが多く、世の中にはこういう人種も結構いるんだなとしみじみと感じた。
普段は一般に公開されていないとのことだったが、こういうものは、多少お金を取ってもいいからぜひ広く一般に公開してもらいたい。歴史をリアルに感じることができるし、最新の建物やグローバル(デファクト?)スタンダードとは異なった趣きの建物の良さ、(過去に固執するわけではないが)古き良きものを守ることの尊さを知ることができるはずだと思うし。
天気も良く、また久々に家族とのんびり時間を過ごせたので、激動の4月を終えて荒んでいた心身のリフレッシュにちょうど良かった。昨日はプレーはダメダメだったけど久々にフットサルもできたし、この2日間で充電完了。ということで大量に出されたMBAの宿題をする環境は整ったのだが、モチベーションが上がらない。明日からしっかりやらねば。
新丸ビル
某デベロッパー勤務の友人から新丸ビルの関係者内覧会のチケットをもらえたので、明日、というか明けて今日のオープンに先駆けて、昨日行ってみた。
丸ビルとはまったく異なる外観のデザインコンセプトに、今まで通りすがりに見ていたときにはやや違和感を覚えていたし、丸ビルと揃えれば一体感があっていいのでは?とも思ったりしていたが、いざ近くでしっかり見てみるとそれほど悪くない。東京駅の目の前にあえて奇抜なカラー、デザインコードを持ってくるのもありかなと感じた。東京エリアではあまりお目にかかれない斬新なデザインである。
そしてエントランスから1階ホールへ入ってみて外観とのギャップに衝撃を受けた。レトロで上質なホールの雰囲気は見事としか言いようがない。レトロと言っても決して古ぼけた印象を与えるものではなく、何となく懐かしく、温もりがあり、居心地のよさを感させるとともに、極めて品のいいデザインだった。使っている素材も設備も申し分ない。かなりの完成度の高さだ。この空間を無料で体験できるだけでもこのビルを訪れる価値があると思う。
内覧会ではB1~7階の商業フロアを一通り見ることができたが、フロアごとのコンセプトが明確に感じられる作り込み、丁寧な素材選びを行っている。また、ハイソなレストランや、和食のお店、バーから立ち飲みの居酒屋やクラブ風のお店もある飲食店フロア、女性をターゲットに化粧品売場等を充実させたゾーン、サラリーマンやOLが仕事帰りや仕事の合間に買い物をしたくなるハイセンスなショップ群とどれも申し分ない。丸ビルよりもターゲットの年齢層を高めに設定しているとのことだが、コンセプト通りのテナントが入っている。価格設定は決して安くはないが、手が出ないほどでもなく、ミドル~アッパーミドルを取り込めるレベルだ。
そして最も感動したのは、共用部のぜいたくな使い方。建物の基壇部の屋上部分のテラス部分は、のんびりくつろげるオープンスペースにしている。オープンカフェでも作ればしっかり収益に貢献できるだろう最良のスペースを誰もがフリーに使える空間にしている懐の深さはさすが。ここからの東京駅の駅舎の眺めは新鮮で感動的だ。ビル内部の共用スペースにもテーブルとイス、ソファーをかなりのボリュームで配置し、買い物の合間にリラックスできる空間を提供している(これは丸ビルでの反省が背景にあるとのこと。)。
丸の内エリアは地所が莫大な時間と金を投資し、平日休日共に人が遊びに来る街に作り上げようとしているが、丸ビルやoazo、TOKIA、仲通りと今のところはうまくいっているのではないだろうか。その中でも今回の新丸ビルの完成度はさらに一段上のレベルにあると言えよう。何よりもまた絶対来ようと思わせる魅力がある。
東京の国際競争力強化と言ってしまうと、使い古されすぎていて陳腐に聞こえてしまうが、こういった開発が間違いなく都市や街の魅力アップに貢献していることは間違いのない事実だ。同じデベロッパーとして嫉妬心を覚えてしまうのも事実だが、東京をより魅力的な都市にするという命題のもとではこのようなプロジェクトが実現するのは極めて嬉しい限りだ。デベロッパーとして色々と考えさせられた貴重な時間だった。
ゼミ
月曜日はゼミの日ということで、講義ではなくディスカッションに多くの時間が割かれる。講義を聞いていると意識が飛ぶ瞬間が頻繁に訪れるが、ディスカッションで自ら他者に発信するとなると、心地よい緊張感を感じると共に眠気を忘れる。時間が経つのも異常に早い。
また、講義の先生1人対生徒多数という関係よりも、ゼミの先生対ゼミ仲間①対ゼミ仲間②対ゼミ仲間③…対自分という関係の方が仲間とより深くコミュニケートできて楽しいし、自分の考えを「極めて」ロジカルに伝えることを要求されるのも良い訓練になる。
ハードな宿題に対して共に焦り、共に悩み、助け合うという関係もそれはそれで良いし、仲間意識は強まるのだけど、良し悪しではなくそれとは異質のコミュニケーションだ。
ゼミと講義で共通なのは課題が厳しいこと。
苦しまずして成長なしという当り前のことをこの大学院(の教授陣)は教えてくれている。
週末の過ごし方
週末は平日の大学院の講義で山のように出される宿題をこなす絶好のチャンスなんだけど(というか週末にやらないと絶対に終わらない・・・。)、昨日は会社の同期の結婚式&披露宴&二次会。
宿題はできなかったけど、素晴らしく感動的な1日だった。
新郎は新人のときに共に横浜に配属になった同期で、横浜時代の青かった頃の思い出がフラッシュバックする一方、自分よりも先に人生の階段を一段上がった同期が妙にオトナっぽく見えた。
ビールとワインを飲みすぎて披露宴の途中、一瞬意識が飛んだけど、新郎から両親へのメッセージがとても感動的で自然と涙がこみ上げてきた。BGMのコブクロも素晴らしく良い。家族やパートナーや仲間が自分の人生を豊かにするためにいかに重要で欠けがえのないものかを再認識した。
二次会での会社同期達との一発芸も上手くいったし、久し振りに語らえた同期達もいたし、帰りがけにコブクロのCDも調達できたし、大満足。激しく運動したわけではないけど、色んなことを考え、色んな感情があふれ出て、心地よい疲労感で満たされた。
今日はひたすらコブクロを聞きながら宿題。が、やっぱり1日で終わるはずなくこんな時間になってしまった。明日から辛い一週間になること間違いなし。