Moratorium -2ページ目

入試説明会

今日はICSの入試説明会のお手伝い。
受付をしたり、説明会の席に関係者として同席していると、
自分が志望者として説明を聞きに来た1年前がとても懐かしく
思い出されると同時に、自分が1年という長いようで短い時を
経て少なからぬ経験を積み重ねてきたことを実感する。

同級生2人が在校生を代表してICS生活を説明していたが、
とにかく辛い、宿題に追われる、と重ね重ね言っていた。
ネガティブに聞こえるが、それは自分が感じることと同じもの
であった。ただ、単に辛いだけでなく、そこにはその苦労を
補って余りある果実があることもまた事実であり、同級生
2人もそのことを強調していた。

何かを得るためにICSに通う。その何かは細かくは人それぞれ
違えど、本質的なところはそれほど変わらないように思う。
新たな環境に身を置き、多くの刺激を受け、努力を重ね、
自分の知見を広げ、能力を高める、そしてその先にある目標
を実現させる。言葉にしてしまうと抽象的でかつ陳腐なものに
なってしまうが、これをリアルに体現しているという点では、
通うのと通わないのでは決定的に異なるし、ICSは器としては
かなり上質である。

説明会終了後、教授陣とビール、ワインを片手に打ち上げ。
久々に教授陣と授業やゼミと関係なく話す機会だったが、
マネジメントの観点で見るICSの実情を知るとともに、教授陣
の日本の金融教育に対する強烈な情熱を感じ取ることができ、
夏休みで身も心もふわふわしていた自分にとっては身が
引き締まる思いだった。

2年分の夜と週末、150万という資源を投資して自己研鑽を
図る。これらを前提条件に置いたとき、ICS以上のものが
あるだろうか。少なくとも金融教育に関しては、ICS以上
のものはありえない。この事実、、、ではなく思いを新たに
するとともに、説明会を聞きに来た志望者と同じように
フレッシュな気持ちで自己研鑽を図りたいという
モチベーションが再燃した夜だった。



浪漫の夏

大学院の春学期が終了した途端、仕事が火を噴き始めて帰宅時間、疲労度合い共に先週までではないけど、結構タフ。昨日の大学院のパーティーも参加できず寂しい限り。とはいえ、今までだいぶ大学院に傾倒していたので、この夏はある程度は仕事をしておかないと。気の休まらない2年間になると思ってはいたが、やっぱり予想通りの展開。

とはいえ、春学期を通じて得るものは多くあったと思うし、何よりも無事乗り切れて一安心。初めのうちは訳の分からない言葉が飛び交う授業も数多くあり、かつ優秀な同期達にプレッシャーを感じたり、仕事と勉強のバランスを取るのに苦労したり、遊ぶ時間をほぼ全て削ることに抵抗があったりしたけど、過去はやっぱり美化されるのか、過ぎ去ってみれば苦しくても充実した日々であった思い出が甦る。

2ヶ月弱の夏休みは長いようでいてふと気付いたら秋学期になっていそうな気がしなくもないけど、大学院が始まってしまうと自由な時間は間違いなく減るので、この夏にやりたいことをやっておかねば。飲み、サッカー、映画、読書、春学期の復習といったところか。

期末テスト

今週は大学院の怒涛の期末テスト週間。
4日間で7科目と高校生ばりのスケジュール。
長く辛かった春学期の総仕上げといきたいとこだけど、
結局テスト前夜にテンパって一夜漬けをしているのは、
昔と何ら変わりなし。人間そんなに簡単に変われるものでは
ないな。

が、いざ始まってしまうと、試験期間独特のイヤ~な
緊張感とは裏腹に、時間が経つのは意外と早くて、気づけば
残すところあと2日。

金曜晩、何も気にせず壊れられるのを楽しみに、
先日、講義レジュメを全て紛失した科目の対策に奮闘
するしかない。でも、逆にこれで問題なく試験をパス
できたら、授業に出ていた意味ってあるのかしら?
とも思う。

2年後の自分

昨晩、7月からHBSに行く、中・高・大・院とずっと一緒の腐れ縁とも言える大親友と食事をしながら語り合った。彼は僕の友人の中で最も聡明でスマートな人間の一人で、それはそれは大した人物なのだが、立場こそ違えど同じように悩む29歳であるのもまた事実。でも、感情をベースとしながらも、ロジカルに人生の歩き方を考え、努力を重ねて一歩一歩確実に歩んでいる姿を見ると、本当に立派なオトコだなと思う。

社会人になってだいぶ時間も経ち、仕事もそれなりにこなせるようになるこの時期は、これからの生き方について思い悩むタイミングだ。

色んな人生の選択肢がある中で、散々迷った上でICSを選択したが、その選択が正しかったどうかは今この瞬間でも分からない。でも、少なくとも言えることは、ICSでの2年間を通じて多くを学び、成長することに専念すべきということと、後から振り返ってこの選択が正しかったと心の底から思えるように今を生きるべきということ。

その先に何があるのかを完全に把握できるのは2年後になるだろう。でも、ICSに通わなかった生き方よりはチャンスはあるはずだし、そうでなければ遊ぶ時間を削って深夜まで勉強している意味はない。

さらには、2年後の卒業する瞬間を迎えるまで自分の将来について考え、生き方を探り、アクションを起こすことも勉強と並行して行いたい。大学・大学院時代、サッカーに明け暮れ、生き方を考えるという点においては何となく無為に時間を過ごしたモラトリアムとは違う、人生において意味のあるモラトリアムとしてこの2年間を過ごしたい。

彼が2年後どのような顔つきで帰国するかは今からとても楽しみだが、同時に彼を迎え受ける僕がどのような人間になっているかも同じように楽しみだ。


週末映画

ネットで予約して最寄のシネコンにさくっと車で行って映画を観る。そんな週末が月に最低1回はあった。去年までは…。

話題の「ボラット」や「明日、君がいない」といった一風変わった興味をそそる映画が公開されているだけに、何とも口惜しい。

中間試験が終わる来週末がターゲット。

29年生きてきて一度もやったことのない2本連続鑑賞にチャレンジするか。時間の使い方をかなりケアするようになった今日この頃、効用を最大化する週末の行動は2本連続鑑賞ではない気もするが。