ポッドキャスト「下を向いて歩こう」の番組で、マレーシアについて語りました。 | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

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2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。

友人のひゅうさんがパーソナリティをつとめるポットキャスト。「音さん、マレーシアの一番おもしろいところ、僕の番組で語ってくれませんか」と、旅人の中谷さんも一緒にインタビューをしてくれることに。マレーシアに詳しい谷口さんも参戦して、4人であれやこれやとマレーシアの話しで盛り上がりました。

音声による4人のマレーシア話しは、ラマダン中の様子に興味津々になったり、マレーシア人の多様な価値観と日本人の感覚の違いに思いを馳せたり。笑い声あり、へぇ~と感心する声ありの、臨場感たっぷり!音声によるインタビュー公開は初体験ですが、なかなかおもしろかったです。

途中、私の言葉がどんどん早口になってお聞き苦しい点もあるかと思いますが、お時間のあるときにぜひどうぞ。


インタビューはこちら。「下を向いて歩こう」のブログ本文下に、音声リンクがあります。
http://shitamuki.seesaa.net/article/286056871.html



☆番組より、おもしろ発言を抜粋☆

■パーム椰子の木が一面に広がるジャングルのなかに、忽然と近代都市のクアラルンプールが現れる、という話の流れで、中谷さんがひと言。
「マレーシアってドラクエみたいな国ですね」
中谷さんプロフィール:http://ramen4423.info/about/

■マレー系、中国系、インド系と民族ごとのイベントが国民の祝日になるんですよ、という話しを受けてひゅうさんがぽつり。
「マレーシアには休む理由がいっぱいあるんですね」
ひゅうさんプロフィール:http://shitamuki.seesaa.net

■マレーシアのエコに関する仕事をしていた谷口さんが、断食月の経験談を語りました。
「ラマダン時期、席が空いているのにレストランに入れてもらえませんでした。その理由は…」
谷口さんプロフィール:https://sites.google.com/site/handshake9/

■谷口さんのマレーシアはほとんどジャングルですよ、という言葉を受けてわたし。
「クアラルンプールはジャングルじゃないですよー。都会ですからねー」


☆番組中に出てきたトピックの補足☆

1>中谷さんがムーンフェスティバルでBBQをする、と話している件。

台湾では、中秋節に月餅を食べて、月を見ながら、BBQをするそうです。なぜBBQをするようになったというと、台湾にあるBBQソース販売会社が「中秋節はBBQやろう!」と、CMをたくさん流したからとか。マレーシアにはこんな文化は無いですね~。
参考ブログ:http://taiwan25.travel-book.info/trip1/bbq-city/

2> 中谷さんがハリラヤは肉を食べまくり?と聞いていた件。

ハリラヤと呼ばれるお祭りには2種類あり、断食明けのハリラヤ・プアサ(ハリラヤ・アイディフィトリ)と、ハリラヤ・ハジの2つがあります。ハリラヤ・ハジは別名を犠牲祭といい、牛や羊を住民の手でしめ、神に捧げるお祭り。しめたお肉は、その場で住民にふるまわれ、大事に家族でいただきます。中谷さんは、ハリラヤ・ハジを思い浮かべていたようです。

3> ラマダンが終わる日を目で確認する、と話していた件。

ラマダンは新月に始まり、新月に終わります。つまり、目で確認しているのは新月、なのです。つまり、新月は見えないので、見えないことを確認しているという、なんとも神秘的な感じ。ちなみに先日の18日の20時頃、マレーシアでは国営テレビで「明日からハリラヤです!」と発表されました。


※エンディングの歌は、関西で活動しているひゅうさんの友人。すべてに思いがこめられた番組です。
バンド名:Bolero
曲:ニセモノ
http://boleromusic.web.fc2.com/schedule.html


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インタビューを終えて:
マレーシアについて語りたいこと、聞いてほしいことがいっぱりありすぎて、ついつい早口、アタフタと焦ってしまっており、反省点も多々ですが、それと同時に、とても有意義で楽しい時間でした。マレーシアをまったく知らない人が、私の話しを聞いて、「へぇ~、おもしろそう」と興味を持ってもらうのは、すごい快感!なぜなら、その瞬間に、その人の価値観が1個増えたんだな、と思うから。私にとって価値観を広げていく、価値観を増やしていく、というのはすごく重要で、それこそがじぶんらしく自由に生きる鍵だと思っています。私自身ももっともっといろんな価値観に出会いたいし、マレーシアを知らない人にはマレーシアの多様な価値観に触れて欲しいな、と願っています。これからも、こんなふうにマレーシアを知らない人とコラボして、彼らを楽しませるぞ~というココロで、いろんな工夫をしながら伝えていきたいです。ひゅうさん、ありがとう。