マレーシアに住んでいるときはマレーシア料理を毎日食べていたので、それがあまりにも当たり前で、その奥深さをな~んにも考えておりませんでした。「ナシゴレン?毎日食べれるし。サテー?そこの屋台でいつも見るし」って。そして、日本帰国後も2年くらい、その感覚を引きづっておりました。
最近になって。
ようやっと体がわかった。
ナシゴレンは毎日食べられるもんじゃないし、
お財布を持ってぷらぷら歩いたら、サテー屋台に立ち寄れる環境じゃないってことに。
遠くになってわかるよさっていうのは、いっぱいありまして。日本に帰ってからのほうが、マレーシアの素晴らしさを実感し、マレーシア料理にはまり、マレーシア人の陽気な笑顔に癒されています。
マレーシア料理がおいしい理由は、専門店文化です。
ワンタンミーや、パンミーや、チキンライスや、サテーをひたすら作り続けて何十年。暑い日も雨が降る日も朝も昼も、1種の料理を作り続けて提供。効率化をあまり求めず、もうけもそこそこあれば十分で、ひとつひとつ手作りします。「調味料も麺も手作りなんですね~」と感心すると、彼らはたぶんこう答えるはず。「当たり前でしょ。おいしいもの」。
こちらはマレーシアサテーの専門店、カジャン地方にあるサテ・サムリ。
とにかくすごい数のサテーを炭火で丁寧に焼いています。
そして、このサテーだけを食べに、こんなに多くの人が集まっています。家族づれも恋人同士も友達と一緒も。ピーナッツソースをたっぷりつけて、おしゃべりも休まずに。
これがおいしくない、はずがない、ですよね。


