ミュージカルレポ | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。

先日行ってきたミュージカルのレポです。マレーシアでナンバー1の“音響設備”と同僚がいう「イスタナブダヤ」という劇場に行ってきました。わが家のすぐ近くで、行き帰りは楽ちん。


マレーシアでは、ミュージカルやコンサートともに、夜の公演はたいてい20時半スタートとなっている。なので、終了時間は夜11時半過ぎ…。遅い…。同僚は「仕事帰りの車の渋滞がひどいからよ」と言うけれど、わたしは“英国文化の名残”“車社会なので、帰りの電車の時間を気にしなくていい”という2つの理由だと思っている。


当日、会社を19時半に出た。着いたのは20時。夕飯を食べよう、とシンプルな内装のカフェに入る。マレーシアによくある作りおきのお惣菜を自分でサーブするワンプレートフード。最初にご飯をぽこっと置き、周りに野菜、チキンの甘辛煮、卵を置いた。それにミネラルウォーターをつけて、しめて5リンギ、150円なーり。劇場内なのに、めちゃ安い!


そして幕が開く。先日書いたように、主役のピーターパンは日本人だった。ネイティブな英語を話す役者たちのなかで、ピーターパン役の14歳の柳田くんはすごくすごくキュートだった。劇場を左右に上下にと飛びまくっている彼を見ていたら、いつの間にか母のような気分になっていて、ピアノ線がきれたらどうしよう…と気が気ではなかったけど、彼は立派にやりとげた。


最後に「ピーター!」と会場中の女の子から歓声が上がったときは、もう胸がぎゅーっとして、ぽろぽろ泣いた。日本人の柳田くん、よくやった!!


平日のせいか、観客は少なく、2階席のわたしたちはみな1階席に移動することができた(ラッキー)。間近で見るステージはほんっと眩しくて、日常とは違う世界が目の前に広がっていた。シャボン玉が飛んだり、役者が空中を待ったり、ミラーボールが会場を照らしたり。その瞬間に、わたしはポンと異次元に放り出される。一瞬で、体と心を夢の世界に運んでくれるもの、それが舞台だ。映画よりも、テレビよりも、役者の息が聞こえる舞台が、わたしは好き。彼らのエネルギーが小さな波動となって、いくつもいくつも体に伝わってくるから。それは、日本語でも英語でも同じ。ミュージカルって、やっぱいいね。