いや~、意外に楽しかった。
今までの人生で50球ほど打ったことがなかったので、
ほとんど初めての挑戦。
彼と彼の同僚に、グリップや腰の回し方などを教えてもらい
見ようみまねで打ってみた。
エイーッ!! 当たった!!
新品のレディースゴルフクラブが、
さっきまでビニールに一本ずつ包まれていたとは思えない。
カスッと抜けたような音で、軽く当たったときなんて、
50ヤードの看板を目がけて飛んでいって、思わずさけぶ。
「ファー!!」
空振りも、斜め30度鋭角飛行もあったけど
半分くらいカスッと飛んでいった。
周りに「うまいっすよ。才能あるんじゃないっすか」
なんてオダテラレ、あらよあらよとニタニタ笑い。
「そんなことないよー」と言いながらも
頭のなかでは、
帽子のツバをキュキュッとかぶりなおし、
グリーンの先を見つめ、スカーンとドライバーで飛ばし、
「ナイスショット!!」と言われているわたしを想像している。
楽しみだぁ~!
早速、周りのアドバイスに従って、レッスンを受けることに決定。
はじめは日本人のコーチにお願いすることにした。
ちなみにこの日、ボール代が100球で360円くらい。
これって、安いのかしら?
さてさて、昨日は、
ひったくりのショックを引きずっていても仕方ない、
できるだけの防御をして、昼間の街を闊歩してやる!
と半分意地も似た心境で、防御グッズを買いにいった。
チカン、ストーカー撃退の警報。
(ライトと音が鳴るボタンつき。音はとても激しい)
首からぶらさげる重要な小物入れポシェット。
それだけ買ったら、すこしホットした。
あとは、友人からのアドバイスで「なるほど!」と思った
防御策をマネすることにする。
(これは、スリさんがこのブログを読んでるかもしれない
ので内緒。なんのこっちゃ 笑)
今回被害に当事者になって分かったのは
わたしがショックを感じた半分以上の気持ちは、
“自分を責める気持ち”ってこと。
あ~すればよかった。
なんてバカだったんだろう。
犯人に怒るよりも、自分を責める気持ちのほうが
ドンドン大きくなってきて。そして落ち込む。
自分がどうしようもないバカな人間になった気がする。
事件というのは、当然だけど
合う人もいれば、一生合わない人もいる。
事件に巻き込まれてしまった人は
事件のショックと同時に、その現実にも巻き込まれる。
どうして、わたしだけが合ってしまったんだ?
わたしが悪かったのではない?
「ひったくりをしたその犯人のほうが
100%悪いんだから」
今回そんな言葉を投げかけてくれた人がいた。
その言葉に、わたしはとっても救われた。
100%。100%。100%。
この経験を糧に、用心に用心を重ねて
でも、この土地で自分らしく暮らしていきたい。
そんな前向きな心にしてくれたのは
この100%という数字だと思う。