ポエム1 【パスタの大盛り】
「パスタは大盛り。ランチサービスのドリンクは赤ワインで」
勢いをつけて、注文。
「大丈夫ですか」
連れてきた女性がにっこり。
作戦成功、よし。
ここで怪奇現象勃発。
仲良く横に並んでいたペーパーマットが、すこしずつ離れていく。
そーっと、そーっと、でも確実に、間が大きくなっていく。
連れてきた女性がズルズルと引っ張っている。
作成失敗、お疲れさまでした。
ポエム2 【コーヒーショップの店員】
「いつも来るお客さんのなかで、タイプの子っているんでしょう」
「あー、いるよ」
「誰っすか」
「今日来た子も、結構タイプ」
「えっ、どの子っすか」
「いつもロイヤル頼む人」
「分かんないっす」
「あ、今気づいたけど、オレのいいなと思う人、
みんなロイヤル頼んでるわ」
「その法則って、なんかおもしろいっすねー。
それで、いいなと思ったら、その先どうするっすか」
「今日はオレ、こんにちはって言ってみた」
「その、こんにちはのタイミング、どうやってつかむっすか」
「なんとなくかな」
「それにしても、みんな頼むのって決まってますよね。
あ、ロイヤルといえば、あの、いつも来る…(笑)」
「いや、あれは、カンベン」
「いつも同じ注文だから、頼まれる前に出しちゃりして(笑)」
「そのときだけ、違ったりして(笑)」
……続く。