試験前日 | アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

アジアご飯、とくにマレーシアご飯、時々つぶやき

2005年から2009年までの4年間、常夏のマレーシアで暮らしていました。2年過ぎた今でも、日本食は「ハレ」の料理でちょっぴりよそよそしく、アジア飯のほうが「ケ=日常」のご飯で、ホッとします。私にとっての食とは、味わいながら、みんなとつながることです。

明日が試験じゃ。いつものコーヒー店で勉強をする。

国際障害者年、障害者基本法、エンパワメント……
何度読んでも覚えられーん!!

トントン。
隣の人が肩を叩いてくる。
この慣れた叩き方、声で話しかけないところ、
もしかして……、聞こえない人だ!

思わず手が手話っていたのか、
「聞こえる人?」「聞こえない人?」と聞かれる。
「いやいや、まだまだ手話のできない聞こえる奴です。
 明日、試験があるもんで、勉強中してたんです」
話しは盛り上がる。

そういえば先日、
「前日、手話ができるといいなぁ。手を動かしたい」
と友人に話していた。
それを聞いていた神様が叶えてくださったのか?
このおじさんは、もしかして、
神様の弟子、大天使ミカエルか、ガブリエルの化身か?! 

それに、このおじさん、とっても深いことを言うのよ。
「筆記試験も手話も、難しくて覚えられない」
というと、
「それは違う。覚えられないというのはおかしい。
 ひとつの核をきっちり押さえていたら、覚えられるはずだ」
って。

たとえば、携帯電話のコンテンツは、
メール機能もあれば、インターネットを検索できたり、
どこの駅で降りればいいかを調べることもできる。
そんなふうに多機能ではあるけれども、
それらはすべて繋がっているし、ひとつの携帯なんだと。

だから、手話も、ひとつの大切なことを覚えて
それに繋げて周りのことを覚えていけば、
自然に分かるはずだ、って。

フムフム、分かるな。本当にそうかも。
確かに、木の幹が健康に育てば、
葉っぱも小枝も、自然に生えてくるもんね。

おじさんは、体調を崩して前の仕事を辞めて、
今まで退職金で生活してたけど
それも苦しくなって職を探しているそうな。
そして、2年間仕事をしてお金を貯めたら、
大学で経済学を勉強したいそうな。
おじさん、いまだ青春の真っただ中。

おじさんから(いや、天使)もらった
メッセージ、忘れません。ありがとう。