※本題の前に
今年の頭ぐらいからピッコマで『ゴールデン・ガイ』読んでました。
朴さんをすこれ😍
(朴が出てくる回のハート連打)
黒髪、長髪、残忍、裏社会の男。
役満です。ありがとうございます。
それにしてもこの漫画のヒロインはもうちょっと若くできんかったんか🙄
若々しく描かれてはいるけど、年齢設定のせいで序盤の方のとあるシーンが…いやーきついっす。
ちょっとこの漫画の感想ならいくらでも書けそうだと気付いたので、後日別記事で上げます。
例に漏れずネタバレ全開になる予定なので、この漫画に興味のある人は今の内に読んどいてちょんまげ。
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【注意】
一個人が好き勝手に書いてます。
なおネタバレ全開です。
これから読む予定のある人の閲覧はお控え下さいますようお願いします。
あらすじは前回の記事をご覧下さい。
ものすごくかいつまんで要約すると、
「認知して♡」
「嫌です…(殺意)」
から始まる犯罪劇。
いや避妊しろ。
橋本とかいう真面目で気弱な父つぁん坊やでさえ、好みじゃない遊びの女相手に避妊しない始末。
一応、結婚する覚悟を決めたところはえらいと思うけどさ。
東野さんがこの後に執筆した作品にもあるよね。
まだ子供をつくるつもりはなかったのに、なーぜーかー妊娠した(させた)夫婦のやつ。
危険日はゴム付けなきゃ避妊になんないよ。
東野作品の男どもはなぜ、そろいもそろって避妊をしないのか…
考察勢、出番ですよ。
ところで、康子(O型)はなんで橋本とも関係したんだろうね。
イケメン室長(A型)、専務の婿候補(O型)、小デブの父つぁん坊や(A型)…
関係する相手に各血液型を据えてるとすれば、直樹と被る橋本いらんやん。と思うのですが。
いくら金目当てとはいえ、どうせ産むならなるべく優秀な遺伝子を取りたいと思うものじゃないんですかね。
ちなみに子供の父親は上の誰でもありませんでした。
実は康子は直樹の父親である専務とも関係しており、彼(AB型)の子をはらんでいたのです。
そして専務は男の子であれば認知するつもりでいました。
皮肉ぅー。
そしてそれは胎児がB型であったが為に判明した事実でした。
まー…
結果として生まれなくてよかったんじゃない?
B型は亡国…失礼、某国では差別の対象だから、いわれのない偏見を受けずに済んだと思えば。
日本は差別が大好きだからねぇ。
世界よ、これがジャップランドだ!
じゃけん日本に幻想を抱いてやってくる外国人はコロナ関係なく排除しましょうねー。
(こういうところも)
一番重要なところである直樹と橋本殺しの犯人ですが、そいつは前年のロボット事故を起こさせた人物でもありました。
その事故で死んだのは、弓絵の婚約者でもあった男性。
と言えば、犯人は一人しか浮かばないと思いますが。
弓絵に恋心を寄せる悟郎は、彼女の婚約者に嫉妬していました。
そしてロボットの設定を変え、あたかも誤作動を起こしたかのように装い、点検をしていた婚約者を殺します。
これを直樹に見抜かれました。
直樹は、ずっと配置転換を希望していた悟郎の言う通りにしてやると同時に、彼を支配下に置きます。
康子殺し決行の日。
直樹は自分に代わって康子を殺すよう、悟郎に命令します。
悟郎は考えます。どうせ人を殺すなら、康子ではなく直樹にするべきだと。
拓也と橋本に青酸カリを送り付けたのは、直樹が持っていた連判状から二人が協力関係にあることを知ったからでした。
婚約者殺しの犯人が悟郎であることは早い段階で察しが付きましたが、直樹殺しとは別人だと思ってました。
この男まで康子と関係してるとは思えなかったのが理由ですが、別に直樹を殺す動機に康子は必要ないのにね。そこまで頭が回らんかった。
悟郎が弓絵の婚約者に嫉妬したのは、弓絵を取られたせいだけではありません。
それまで自分と一緒だった部署から、彼だけが異動できることになったというのも理由の一つです。
上にも書きましたが、悟郎はずっと配置転換を望んでいました。
それが通らず、結婚するから異動の希望が通ったとなれば、婚約者に対する嫉妬心もひとしおになった訳です。
ただ、嫉妬で脳が破壊されるのはわかるんですが…
悟郎が異動を望んだ理由っていうのが、"来る日も来る日も機械だけを相手にする、到底人間らしい仕事とはいえない"かららしいんですが、
人間を相手にしない仕事ほど楽なものはないと思うのだけど。
私にはその辺がわっかんないなぁ。
あっ、でも。
深夜のピザ屋の警備は断固拒否します。
(by.Five Nights at Freddy's)
独自の調査で悟郎の秘密を知った拓也は、夜の実験室に悟郎を呼び出し、死闘を演じます。
でも悟郎を追い詰めた時、弓絵の邪魔が入ります。
最後には、拓也は自分が開発したロボット・ブルータスを悟郎に操作され、首を折られ(または頭を潰され)死亡…
刑事の佐山はいいところまで行っていたんですが、一歩及ばずという幕引きでした。
「ブルータス」のタイトルが最後の最後で回収されましたね。
子(ロボット)が親(開発者)を討つ。
考えてみれば、拓也も直樹も父親を憎んでたっていう背景がありますもんね。
しかし、「康子を殺す為」という出会い方でさえなければ、拓也と直樹はいい友達になれてたと思うのは私だけでしょうか。
もっとも、父親を憎んでるからといって、それだけで心から繋がれるかというとまた別ですが。
そう。
私が読みたいのはこういう作品なの。
人の死と殺人。
ありがとう東野さん。
とても後に『片想い』を書く人とは思えないね。
(根に持つタイプ)
欲を言えば、せっかく弓絵という若い女を拓也が痛め付けるシーンがあるんだから、そこの描写はもっと欲しかったかな。
(※個人の趣味嗜好です)
では最後に本作へのツッコミでこの記事を締めようと思います。
(『嘘をもうひとつだけ』以来)
236ページ。
"「(康子は)近々会社を辞めることになっていました。辞表はまだ提出していませんでしたが」"
「退職届」ダルルォ!?
(前回に引き続き)
以上、『ブルータスの心臓』ネタバレ感想でした。