ごめんなさい。
堕ちてる。
もともとの気質もあるとは思う。
気にしいだったりするからかな。
疲れちゃった。
病気のせいにはしたくないけど、居なくなっちゃいたいって思う。
こんな気持でいる時決まって思い出すのは入水自殺したおばあさんの話。
とても綺麗で、人当たりも良く、ご高齢だったそうだけれどお一人暮らされてたのだそう。
ただ、ある時から笑顔が消えてあまり外出されなくなって、人付き合いもされなくなった。
あまりに姿が見えなくて近所の方も心配から不信に思いが移ってきた頃、遠い親戚の依頼でお宅を調べたらおばあさんは居なかった。
ただ、さっきまでそこに居たって見受けられるのと、真冬なのにコートやマフラーは置いたまま。財布や現金もそのままで、なくなっていたものは玄関にあるはずのつっかけサンダルたった一足、それだけ。
真冬に何も持たず、防寒の類も何もなしなおばあさんが見付かったのはそれからずっと経ってからだった。
近くの川で
彼女が生前、普段の元気はなかったけれどまだ人と会話が出来ていた時、ふと漏らした言葉が“乾癬”だったそうです。
発症したのがもう人生の終盤を迎えておられた彼女は、周りから綺麗と言われていた自分の容姿の変化にきっと絶望されたのだと思います。
治療をされていたのかは分かりません。
女性でお一人でご結婚もされる事なくお子さんもいなかったと聞きます。
きっと発症される前とガラッと変わってしまった自分に気持ちが追いつけず、残りの人生を悲観されての最期だったのだと、わたしは思います。
この病気は人にうつりません。
そして確実に死にません。
だけれど、皮膚や関節を傷めつけてじわじわ心をむしばむ。
もう無理!と、何度思ったことか。
そしてまた自分を責めるんです。
踏み止まることが出来なくなったら、そう思うとまた怖くなる。
そしてまた不安な気持ちを抱えて生きる。
生きていく事が辛いと思ってしまう、そんな弱々な現在です。