先日保険を契約した。
今まで入っていた保険の期限が切れたので、新しく入り直した。
本当だったら、夫と二人で老後の生活のプランを話しながら決めるはずだった。
結婚と同時に家を買った際、夫婦で入る保険を強く勧められた。
でも、生活してみないと月々の生活費がいくらかかるのかわからないから、1年は様子をみようと、新たな保険には入らないままでいた。
主人はお金の管理がしっかりしている人で、私はズボラ。どんぶり勘定の人。
私は高校時代、どんなに頑張って勉強しても経済だけは常に一番点数が低かった。
夫が亡くなった後、遺産や年金、保険などの手続きをしながら、あまりにもお金に関して無知な自分に気付き、ファイナンシャルプランナーの勉強を始めた。
ある程度の知識は頭に入ったが、やはり超苦手分野であることには変わりない。。。私には難しすぎる。。。
経済に弱い私の頭で選んだ保険、正しかったのかな、、
二人で相談しながら選びたかったな。。。
主人に色々教えてもらいたかったな。。。
主人を亡くして、いつ死んでもいい、子どももいないし、ペットも飼ってないし、私一人死んだところで、世の中には全く影響ないし、親は悲しむかもしれないが、親ももう高齢だし悲しんだとしても、数年だろうし、、、
と、自分自身はいつ死んでもいいやと思って日々生きている。
生きてはいるけど、、、
いざ保険選びになると、ガン、心疾患、脳疾患などなど、発病率の高いものに手厚い保険を選んでしまう。
夫のいない世の中で生きててもつまらない。早くお迎えが来てほしいと思っているのに、病院でケアしてもらい、生き延びることを前提に、よりお得な保険を選んでいる
思っていることと、行動が矛盾している。。。
そもそも本当に自分の命はどうでもいいと思っていたら保険さえも入らないんだろう、、、
主人に早く会いたい。でも主人の分も生きなくちゃ。と思っている自分もいる。
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死亡保険金の受取人を姉にした。
親は高齢だから、私が死んだら諸々の事は姉にやってもらうことになるだろう。
葬儀代や諸々の手続きで必要な金額=死亡保険金とした。
介護はどうする?
施設に入るにしても、身体が不自由だったら誰かに手続きを頼むことになる。
介護保険金の指定代理請求人も姉にした。
私が高齢で介護が必要になったら、その頃は姉も介護が必要となっているだろう。そうなれば姉の子ども(甥)に何かしらの連絡がいくだろう。
私は姉と仲があまり良くない。でも家庭を持っていない私にもし何かあったら、姉または甥っ子に迷惑をかけることになる。
頼るつもりはなくても、社会の仕組みでそうなっているのだ。
死ぬのも病気になるのもケガをするのも、結局は姉を頼らざるを得ないのだ。
夫の死によって、いつ死んでも良いという気持ちになったが、
夫の死によって、死後の手続きなど社会の仕組みを知ってしまい、そう簡単には死ねなくなってしまった。