夫が亡くなった次の日は、私の誕生日でした。

以前ワイナリーに行った時に買ってきたワイン。私の誕生日に開けようね。って、夫も私もずっと楽しみにしていました。

生まれた事を祝うはずの日に、夫の葬儀の打ち合わせをして、遺影になる写真を準備している私。

365日もあって、なんでこの日を旅立ちの日に神様は選んだのだろう、、、
きっと一生、自分の誕生日は喜べないんだろうな、、、おめでとう!と言われても、心からありがとうなんて言えないんだろうな、、、


一つだけ幸いだったのは、葬儀と重ならなかったこと。
1人で誕生日は寂しすぎたけど、葬儀と重なるよりはまだマシです。



亡くなった翌日は、夫が購入した土地と家の名義が私に変更された日でもあります。

つまり、私は夫から物凄い高額なバースデープレゼントを貰ったのでした。。。


たぶん世の中で、よほどのセレブか愛人くらいしか誕生日に家なんて貰えないでしょう。。。
 
‘’最悪の誕生日に、夫から超豪華プレゼント、私、セレブだわ~~~~‘’

これ、誕生日に唯一笑って話せるネタです。
そうでもしないと、毎年誕生日が悲しくて、苦しくて、寂しくて、辛い日にしかならないから。

ちなみに、友達に話したら、笑えないって言われましたけど。そうだよね。笑えないよね。