ピアノを習ったことがない。

音符を読めない。

 

けれど、

一度聴いた曲をピアノで弾ける。

 

 

えぇーっ!!!!

そこまで凄い人がいるんだ....ポーン

と知ったのは下矢印

 

 

私がちょこちょこ読む進めている本

ビジュアル・シンカーの脳

の中に書かれていた。

 

 

サバン症候群の

レスリー・レムケ

 

 

早産の為失明し、

脳も損傷したレムケ。

 

 

彼は14歳の時に

チャイコフスキーの曲を

テレビで一度聴いただけでピアノ演奏したという。

 

 

生涯コンサートでピアノ引き続けた彼。

 

 

なぜ

そんなことができるのか?

 

 

 

 

 

心理学者バーナード・リムランドの説によると

 

 

左脳が遮断され、

右脳に能力が集中する時にそれは現れる。

とのこと。 

 

 

右脳はブレーキがきかなくなって超高速で飛ばし、

能力がとてつもないレベルに到達する。

 

 

らしいびっくりびっくりびっくり 

 

 

右脳と左脳の均衡が取れない自閉症スペクトラムならではの能力で、

 

 

サバン症候群の確率は、

自閉症スペクトラムは

10人1人

 

 

一般の人では

300万人に1人

と書かれている。

 

  

そういえば.....

 

 

不登校の息子が通う小学校の

特別支援級のクラスで一緒だった男の子を思い出す。

 

 

『場面緘黙』の彼。

 

 

言葉を喋れるのに、

家族以外の人とと声で会話することを嫌う。

 

 

ゆえに学校では筆談で会話。

 

 

みんなが

普通にできることが

彼はできない。

 

 

しかしできない事がある代わりに

頭脳明晰で、

100桁×10桁の計算を瞬時に答えを出していた。

(そろばんの経験もなし)

  

 

それは当時彼が3年生の時の事。

 

 

一人で教室に入れない息子と一緒に教室に滞在していた私は、

彼の才能を幾度も目の当たりにしている。

 

 

偏りが激しいが故に

普通のクラスにいる事が息苦しい様子だった。

 

 

結局不登校になってしまった彼を思い出す。

 

 

みんなができる事ができない。

みんなができない事ができる。

 

 

本当は優劣では図れないそれぞれの個性は、

お互い補い合うためにある事を強く伝えているこの本。

 

 

本が読めない私もまた、

自分の脳の個性を発見しながら

今ゆっくり読み進めている。

 

 

脳って本当に不思議で面白い。

 

 

髙橋雅美